その一方でそのスレイヤーズが長年連載されていた「ドラゴンマガジン、月刊から隔月刊へ」というのもあります。
一見ポジティブなイメージのライトノベル界にも、不況の波が押し寄せているのでしょうか。
というわけで、今回も自分が好きだった古いライトノベルのこと書いていきたいと思います。
(図1)
「ロードス島戦記」の水野良が所属していた(現在は独立しています)ゲームデザイン会社『グループSNE』の作り出したTRPG、 「ソードワールドRPG」は、1989年の発表以降、ゲームのみならずライトノベルでも多くの作品を輩出してきました。
以前「ソードワールド関連書籍100冊突破キャンペーン」なるものを行っていたこともあり、小説作品だけでも60〜70ほどはくだらないと思われます。
一人だけではなく、多くの作家が関わっていた「シェアード・ノベルス」の形式だったからこその作品数ですが、中には短編一本きりや、未完に終わってしまった長編も存在します。
(画像の「混沌の大地シリーズ」(図1)がその一例です)
(図2)
しかし、海外ではトールキンの「指輪物語」やル=グインの「ゲド戦記」などに代表される確固たる世界法則のもとで異世界の話を描く、というファンタジーノベルの基本を日本に浸透させた功績は間違いなく大きいと思います。
異世界を舞台にした多くのライトノベル作品が、大なり小なり影響を受けているはずです。
2008年の本項コラムの更新はこれが最後になります。
店舗の商品を随時紹介するわけでもない、ライトノベルに関するよくわからない文章を連ねているだけですが、また来年2009年も更新していきことができれば幸いです。
次回のネタは未定です。年始にふさわしい内容になるかどううかは…わかりません。
(担当 有冨)
※この記事は2008/12/24に掲載したものです。