電子遊戯広場

第87回 ファミスタ’91

今回、ご紹介するのは、ナムコのLCDゲームシリーズの1つ、「ファミスタ’91」です。

ナムコのシリーズだからこの名前がついただけのことで、ファミスタらしさといえば、試合中にず〜っと流れ続けるSOUNDだけではないでしょうか。

そもそも、LCDゲームにスポーツを持ってくること自体、無理があるので、楽しさは求められません。
と言うのも、このゲームでは、まず、Pチームか、Cチームの2チーム制だということが挙げられます。

次に、守備は完全にコンピュータがするので、ヒットかアウトかは運次第。
さらに、ここからは、野球を全く知らない方は意味が分からないかもしれませんが、タッチアップがない。

ランナーが3塁にいて、ファーストにゴロを打ってしまうと、何故か、3塁ランナーはホームに突っ込んでタッチアウトとなり、バッターは何喰わぬ顔で1塁に残ることとなります。
このように、野球のちょっとしたプレーさえできないことが多いので、けっこうツライものがあります。

さらにさらにすごいことと言えば、ピッチャーはどんだけ打たれても、何百球投げても一切交代はナシ!!
しかもスタミナが減りません。怪物ピッチャー同士の対決となる訳です。

この長々と書いた文章を読んで、皆様は、「しょーがないよぉ〜。昔のゲームなんだから〜」とお思いになることでしょう。

そーなんです。しょーがないんです!!

昔のゲームに、今のような緻密さ、リアルな動き、インパクト、操作性、カッコ良さ。。。。。
挙げるときりがありませんが、それらを求めること自体、バカげてます。
僕が言いたいのは、それでも液晶が映し出す熱さを、今の現行ハードにどっぷりつかってしまっている、皆様に理解していただきたい!!ということです。
ゲームボーイミクロもいいですが、大大先輩である、これらのゲームに一度興味を持ってみてください。
以上!

※このシリーズは、全六話で、ぼくはあと、FINAL LAPで揃います。(なんとなく書いてみました。)


−この記事は2005年9月1日に掲載したものです−

(担当 佐藤)

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