まんだらけ中野店 4F 記 20世紀世界文学の金字塔

買取強化に載せて載せて載、、、て、やっと入荷。
待ちましたよー。

ラナーク四巻からなる伝記
アラスター・グレイ
国書刊行会/2007年11月発行・初版
\2625(税込)

定価は3500円+税。
この本は書店に出ると同時に購入した記憶があります。
それくらい気になってた本でした。

あおり文句によく騙されることありますが、これはそんな騙される、騙されないっていうレベルじゃなく、あおり文句以上にぶっとんでました。

買った翌日には通勤の時、まんだらけの休憩時間、お風呂上りから寝るまでの時間を全てこの本に奪われていました。そのくらい引き込まれる。

二段組みでページ数が714ページ!!!。
圧倒的なボリューム。圧倒的な存在感。

袖の作品紹介が下の文章。

記憶を持たない青年ラナークは退廃の色濃い都市アンサンクを彷徨し、謎にみちた奇怪な施設に収容され、やがて混沌と陰謀の渦巻いた大騒動にまきこまれる・・・・・悪夢的幻想世界での冒険を強靭な想像力で描く第三巻・第四巻。そして画家志望の少年ダンカン・ソーの友情と初恋、苦悩と幻滅をリアリズムの手法で瑞々しく描く第一巻・第二巻。
二つの異なる世界は仕掛けに富んだ語りで絶妙に絡み合い、物語は鮮烈な黙示録的ヴィジョンをむかえる。 SF・ミステリ・ファンタジー・半自伝・ビルドゥングスロマン・メロドラマ・文芸批評・メタフィクション等々あらゆるジャンル・小説形式をミックスした現代の叙事詩、ついに登場

一度手にとって読んだが最後。深いズップズプの沼にやられること確実です。

(担当三次)