まんだらけ札幌店あべ美幸最新作です

最近本当に寒いです。歩道の水溜りが凍っていました。
こんな時は家でひきこもって暖かいものでも飲みながら本を読むのが適していると思います。

私は一度「南総里見八犬伝」を読んだことがあります。
もちろん現代風にわかりやすい文章になっていますがこれが難しい、もちろんおもしろかったですよ。わかりやすく書かれているとはいえ、意味を理解するのにまた少し前に戻ってみたりと大変苦労しました。
来年の正月2夜連続でドラマが放送されますよね。キャストも結構豪華なので今から1月が楽しみです。
今「里見八犬伝」が徐々に加熱しつつあるのが感じられます。

今回ご紹介するのは少し違った八犬伝です。
あべ美幸さんと言えば「困った時には星に聞け！」ですが、最新作「東方八犬異聞八犬伝」をご紹介します。
5年前に消失した大塚村の生き残りである信乃と荘介は、魔に通じる不思議な能力を持つ。ある日2人の力に目をつけた教会本部から召喚状が届き・・・信乃はなぜかカラスになる刀「村雨」を手に取らなければならなかったのか、荘介はあの時一緒に巻き込まれた犬の姿をとっているのか教会とはなんなのかとか・・・謎がいっぱいです。信乃も妹の浜路もかわいいし・・・続きが気になって気になって。
1巻は本当に序章という感じがします。もちろんその中にも隠された鍵が詰め込まれていると私は思いますが。
気になられた方はぜひ読んでみることをオススメします。

「東方八犬異聞八犬伝」1巻
冬水社
あべ美幸
税込；￥367

（担当うえだ）