2005/11/18掲載
まんだらけ新宮店

第159回 こずえ嬢の勝手に連載!面白少女コミック!!


こんにちは!
大体、夜中は地方局で放送しているDu○moを見ていたりするんですが。
昨晩の放送では、紅葉を探しに、という企画で九州を飛び出していましたが。

いやぁ〜凄いですね!
画面一面に広がる、黄色と橙。
思わず、言葉を失います。
そして、本物見に行きてぇぇぇ!!

小学校の頃は、遠足で山登って紅葉見まくってたんですけど。
近頃は、とんとご無沙汰です。
旅行に行きたくなりました。そういえば温泉とか入ってたな…いいなぁ
(トリップ中)

ささっ!それはさておき。
行ってみましょう。
今回ご紹介するコミックスはこちら!!

白泉社 花とゆめコミックスより
南 マキ先生の
「S・A〜スペシャル・エー〜」

―昔ながらの商店街の、昔ながらの大工の父親、気のいい母と兄。

私はここで暮らしている。

「父っ行ってきます!!」
「おうっ今日も頑張ってこいよ!!」
「あたりまえよぉ!!!」

「あいつに勝つ為にワガママ言って入った学校よ!今度の期末見ててよっ」

―花園 光(はなぞのひかり)・15歳。

大体いつもこんな感じの朝。
父親に"今日の意気込み"を告げ、家を出る。

そして、学校はというと。

「あっS・Aの花園さんよ!!!」

門をくぐった所で、同じく登校中の生徒達が光を見て、音を立てて道を空け出す。
脇に止められた、高級車を見て(学校くらい歩いて来いっつーの。)とボヤキつつ、空けられた道をズンズン歩いていく。

「おはようございます!!!」
生徒達は、道を挟むように整列し、一斉に朝の挨拶。

「……おまえらなぁ。毎朝言ってるだろ〜が!!フツーにしてろって!!!」

特にお金持ちと言う訳でもなく、そういった趣味もない光には、生徒達のその態度が気に食わなかった。
抗議しても、また明日には同じことされるとは思うが。

「ほらっちゃっちゃと歩きな!!!」
「自分もちゃっちゃと行ったらどうだ?」
現れたのは、光より頭一つ分大きい金髪美少年。
―滝島 慧(たきしま・けい)。
…私のライバル。

牙をむいて威嚇する光に余裕の笑みをかます。
「コワい顔ですよ。……2位さん♪」
「!!!!」

そうなのだ。
どんだけ頑張って勉強しても、慧は常に自分の上にいるのだ。

子供の頃に友達の紹介で知り合った二人。
だが、始めからいろんな勝負にことごとく負け、それから光は常に慧を意識するようになった。

「2位って言うな!!!!(激怒)」

さて、この学校は県内でもトップを誇るエリート校。
クラス分けは、成績順にA〜FまでありAクラスは最も優秀な7名しか入れず、学園の憧れの的である。

そして、そのAクラスの中でも、1年〜3年の中で最も優れたAクラスは、「S・A(スペシャルエー)」通称・SA(エス・エー)組、と呼ばれていた。

因みに、SA組は制服も区別され、別館の校舎で過ごす。

SA組は何も二人だけではない。
クールなお姉さま系・明(あきら)や放浪癖のある宙(ただし)、会話は全て筆談の芽(めぐみ)、芽の双子の弟・純(じゅん)、双子のお世話係の竜(りゅう)。

以上を含めた、7名が現時点でのSA組である。
もっとも、光以外は全員お金持ちであるけれども。

**********
「え?芽達ライブするの?」
どうやら純が最近バイオリンを始めたらしく、それのリサイタルを開催するらしい。…・・SA内で。
と、言う訳でお祭り事が大好きな光は、早速支度に取り掛かる。

まずは、SA組の扉を開けたすぐの所に派手なデコレーション♪

…していたら、SAの扉が開かれる。
「失礼します。B組のものですが…お届け物を…」と言い切る前にB組の男子生徒3名は、光たちの"リサイタル準備"を見て、顔を引きつらせる。

「お〜ありがとうな〜♪」
「今日さ、芽達ライブやるんだ。聞いてくか?」

その言葉に、B組達はブチンっと切れてしまう。
「いいご身分ですね。試験前に…。」

「………。」
真ん中にいるメガネは、腕を組み嫌なオーラを出しまくっていた。
「そうやって僕らのことをバカになさってるんでしょうね?」

「何でそうなる?」

「何で?そりゃ、いつも皆さん遊んでらっしゃるし…」

―う゜…それは、言い返せんっ!!!

「皆SAに入りたくて頑張っているんですよ?」

「そんなに言うなら、早くSAに入ればいいじゃないか。」光の隣から、慧が顔を出す。

「それじゃただの負け犬の遠吠えになるよ。」
言われて、言い返せなくなったB組3人組は、去っていった。

試験が近く、今度こそ慧に勝つべく気合を入れて学校で勉強していると、いつの間にか外は夜。

光の勉強をちょこちょこ邪魔をしていた慧も一緒に下校。
校門まで歩いている時、ふと後ろを振り返ると、自分達が最後のはずなのに職員室の明かりが付いている。

「見回りかな?」
「いや、もう帰ったはず。」

「じゃあ、ドロボーかもね……」

慧のその言葉にスイッチが入ってしまった光。
以前、ドロボーを捕まえた経験があったのもあって慧が止める間もなく校舎に走っていってしまった。

そのまま、勢いに任せて職員室に突っ込んでいくと、そこには昼に会ったB組の連中がパソコンで期末テストのファイルを開いていて……?!

*********

はい。
読んでてスッキリします!!
一生懸命、慧に勝つ為に頑張る光は思わず応援したくなっちゃいますよ!!
悪を成敗…・っていう訳ではないけれど、慧と一緒にいると巻き起こる色んな障害に立ち向かって行くSA組は格好イイんです♪

※掲載している商品は当日店頭でも販売いたしますので売り切れる場合もございます。ご了承ください。

(担当 仲野)

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