まんだらけ札幌店おすすめの一冊 - まんだらけトピックス

最近本当に寒くなってきました。
こんなときは外に出ず、家出ゆっくりと読書などしたいものです。
菅野文さんの作品「ソウルレスキュー」「ココロに花を！！」「北走新選組」「悪性」どれもオススメの一冊と私は言いたいです。
私は「ソウルレスキュー」の頃から大好きで、毎回雑誌に掲載されるとかならず買ってしまいます。

今回は「北走新選組」をご紹介します。
こちら読みきりなので、初めてのかたにもすんなり受け入れられると思います。
京都時代の新選組ではなく、その後戊辰戦争時の彼らを描いた作品です。
土方歳三が中心に描かれていますが、他の隊士たちの姿も鮮明に描かれており、大変読み応えがある作品です。
彼らは「誠」の志を最期まで貫き通した本当の武士だと私は思います。
その中でも土方歳三という男は真の武士ですね。
幹部なんだから、後方で指示をだしていればいいのに自ら先陣を切って敵陣に乗り込んでゆく。
男ですね。だから他の隊士も安心して北の箱館まで彼について行ったでしょう。
近藤勇が流山で斬首された後は実質土方さんがトップとして彼らをまとめ上げて行き・・・
沖田も戦線を離れ、江戸からのメンバーも次々といなくなって彼は何を思っていたのでしょうか？
彼が銃弾に倒れた後も相馬が彼の後を引き継いで・・・結局新選組は無くなりましたが、彼らの思いは今も私達の心に残っていると信じたいです。

花とゆめプラスで「凍鉄の花」が少し前掲載されていました。
京都時代（江戸も少し含みますが）の沖田視点のお話しです。
こちらも早く単行本化しないか今からワクワクしています。

特に土方さんがいい！普段厳しい表情を崩さない彼が、ちょっとした瞬間のあの微笑たまらないです。もう悩殺です。
描写もいい！絵のレベルもかなり高い！話の内容ももちろんいい！
ぜひ手に取ってみてください。

札幌店では菅野文さんの作品の特集コーナーありますので一度ぜひご覧ください。

（担当うえだ）