まんだらけ小倉店 1F ムック日米の違いについて考える

アメコミに全く詳しくないくせに、入荷はなぜかあるため、なんとか頑張ってトピックスを書こうと画策する小倉店本担当です。
今回は「アストロシティ」の既刊2冊、「ライフ・イン・ザ・ビッグシティ」と「コンフェッション」をご紹介します。

「アストロシティ」は、スーパーヒーローが実際に存在する世界を描いたオムニバス形式の作品。
現実に即した世界にヒーローが存在する、という話の筋からは「ウォッチメン」を想起させますが、こちらはやや方向性が違い、架空の都市アストロシティを舞台に、スーパーヒーローたちやその周辺の人々の描くというのが基本ラインとなっています。

リアルな世界に超常的存在がいる、という話だと、日本の場合は「無敵超人ザンボット3」や「平成ライダー」のように、異分子であることの苦しみや、兄弟殺し（敵もスーパーナチュラルなので基本的に同質）の苦悩などを描くことが多いのに対して、まず超常的な存在が溶け込んでいる世界を生み出して、そこから物語を作っていくやり方は、ストーリーテリングの思いつく段階の発想センスの日米の違いみたいなことを感じます。

まだアメコミの文脈には慣れていない担当ですが、ストーリー自体はとても面白かったです…これじゃ読書感想文ですね。まだまだアメコミ未熟者なのでこれで許してください。

お買い求めの際は、是非まんだらけ小倉店へお越しください。

※掲載商品は店頭でも販売致しております。売り切れる場合もございますので予めご了承ください。

(担当有冨）