『ダブルブリッド』。 え、やっと終わらせたんちゃうん?と思わず呟いてしまいましたよ。 知ってる人はこの『やっと』に強く頷いてくれるはず。 だって、IX巻が出てから完結編であるX巻が出るまでに4年かかったわけですから。 むしろもう出ないもんだと思っていました。 だからX巻を本屋で見つけた時にはまるで仇にでもあった気分。 そう、仇ですよ、仇。あんな気になる状態で、読者を生殺しにしてくれていたんですから。 でも、その分X巻は待ってよかったと思える内容でした。あの話で完全なハッピーエンドを求めるのは無理だとわかっていましたけど、でも最後まで読み続けた読者なら、あのエンディングに納得いったんじゃないでしょうか。 ということで、(遅くなりましたが)今回は『ダブルブリッド』シリーズです。 この作品I〜III巻とIV〜X巻とでは、劇的に内容が変化していきます。前半は感動できる愛と勇気的な物語。 後半はスプラッターな血と肉の物語。 いや、前後の話はちゃんと繋がっているのですよ。 ただ、後半、主人公があまりにも肉体的にも精神的にもボロボロになってしまっているだけで。 どうも今度の作品は短編集みたいですね。 ということで、新刊が出る以上、前作を読むのはお約束。 きっとこの作品に関しては、途中で挫折した人、もしくは待ちくたびれて読み忘れてしまった人も多いはず。 ここらでしっかり読み直して11月に備えましょう。 読みたくなった方、1階コミックラノベコーナーで見つけてくださいね。 ※掲載商品は売り切れる場合がございますのでご了承ください。
(担当 安田)
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