誰も買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ(都築響一)

中野店4Fの海馬に編集者・都築響一さんの蔵書棚が設置されます。

雑誌『POPEYE』、『BRUTUS』などで、早くから編集の仕事に携わった後、フリー。現在でも自ら取材におもむき、メルマガ、本、ラジオなどの様々なメディアで、ロードサイドの情報を発信し続けている編集界のトップランナー、都築響一。

にっこり笑いながらも鋭い切り口で、いつも我々の蒙を啓かせてくれている都築さんは「古本屋とレコード屋が育ててくれた」と公言されるほどで、事務所には都築さんの血となり肉となった膨大な数の蔵書が眠っています。

今回、光栄にもそれらを新たな読者に循環させる役目を海馬がお手伝いさせていただくことになりました。今後、ピックアップして定期的にご紹介していきます。

国内で入手の難しい稀少本もあり。すべて一点ものです。

今回、都築さんのエピソードと解説をいただき、全ての本に商品のキャプションを付けました。

さらに蔵書棚設置を記念しまして、海馬特製の【都築響一蔵書票】を作成。こちらをお付けします。

その他都築響一関連書籍を併せて展開いたします。

他にはないユニークな棚になるはずなので、ぜひお誘いあわせいただき、ご来店くださいませ!

少しでも古本を買う愉しみを感じていただけたらうれしいです。


都築響一プロフィール

1956年東京生まれ。1976年から1986年まで『POPEYE』『BRUTUS』誌で現代美術・建築・デザイン・都市生活などの記事を担当する。1989年から1992年にかけて、80年代の世界現代美術の動向を包括的に網羅した全102巻の現代美術全集『アートランダム』を刊行。以来、現代美術・建築・写真・デザインなどの分野で執筆活動、書籍編集を続けている。1993年、東京人のリアルな暮らしを捉えた『TOKYO STYLE』を刊行。1997年、『ROADSIDE JAPAN』で第23回木村伊兵衛写真賞を受賞。
1997年から2001年にかけて、ラブホテル、ゲームセンター、暴走族の改造車など多くの人間が見向きもしないけれど随所に存在するアノニマスなデザインを特集した『ストリートデザインファイル』(アスペクト全20巻)を刊行。
2010年、2011年と東京のスナック見聞録『天国は水割りの味がする』、『東京スナック飲みある記 』、インディーズ演歌歌手を特集した『演歌よ今夜も有難うー知られざるインディーズ演歌の世界』を刊行。
2013年にも現代のリアルな詩人であるラッパーへの取材をまとめた『ヒップホップの詩人たち』、ひとり住まいの老人たちのオンリーワンな生き方を取材した『独居老人スタイル』など精力的に
著作を発表。現在も日本および世界のロードサイドを巡る取材を続けている。
2014年より『EX大衆』にてアイドルの部屋とそのファンの部屋の写真を取材したシリーズ『アイドルの部屋 ファンの部屋 IDOL STYLE』を連載開始。

2009年よりスタートした有料メルマガ『ROADSIDERS’ weekly』も質・量を増やしながら現在もメガ盛で連載中。