今年もエログロに囲まれながらの年を越し、エログロ・耽美に酔いしれながら新年を迎えてください。
ということで、まずは丸尾末広・花輪和一の「江戸昭和競作無惨絵 英名二十八衆句」のご案内です。
1988年1月20日 (担当の誕生日の一年後!) に発行されたこの画集。
幕末、国芳門下の芳幾・芳年によって、全葉を血の絵で編んだ浮世絵『英名二十八衆句』が刊行され、 その語、時を経て昭和を代表するエログロ耽美の2トップ、丸尾末広と花輪和一によりこの血みどろの世界を復活させました。
20世紀末に復活ということで、今現在更にその価値は上がりつづけているのではないでしょうか。
「無惨絵」の名のとおり、全ての絵が血まみれ、血みどろ、死体、の嵐。
何故、残酷絵は美しいのか?同じ死体でも、死体写真のように無機物的なものではなく、絵によって表現される、「人間の血」は、やはり描き手の「血」への憧れが詰まっているからだと思います。
それが魔力となって、観る人をもまた魅了していくのではないでしょうか。
スプラッターやグロテスクな表現の漫画、映画、絵画、などは沢山ありますが、この無惨絵のように「血」にエロスを含み、尚且つ美しいと絶賛されるようなものはあまりありません。
「エログロ」と一概に呼ばれるようなものの中でも、粗悪なものは沢山あります。特に現代では。
この画集は眺めているだけで息を飲むような、体中の血が騒ぐような、そんな感動を味わえます。
巻末の方では江戸時代に作られたほうの「英名二十八衆句」も絵も収録されております。
遠藤ミチロウ、楳図かずお、杉浦日向子、などの解説も載っており、読み応えたっぷりです。
次に、現代のエログロ・耽美系の代表として、山本タカト氏の画集もご案内します。
1998年から発売された、山本タカト画集。初版、改訂版、サイン入り、限定版など多数揃いました!
・緋色のマニエラ
こちらは山本タカト集成の中の1冊、サイン入りになります。
オリジナル画集の第1弾として1998年に発売された緋色のマニエラ。
2001年と2007年に復刻されているうちの、こちらは2007年度版です。
・ナルシスの祭壇
こちらも山本タカト集成の中の1冊、サイン入りです。
画集第2弾で2002年に発売、2007年に復刻。
こちらは復刻版になります。ナルシスの祭壇の表紙はタカトさんのHPのトップにもなっている有名な絵です。
・ファルマコンの蟲惑
こちらは、2004年に出された初版のものと、山本タカト集成の1冊、2004年度版でサイン入りのもの、2007年に復刻されたものの3種類ございます。
・殉教者のためのデヴェルティメント
こちらは2006年発行。
通常版と、500部限定の特装版の両方がございます。
・ヘルマフロディトゥスの助骨
2008年発行の一番新しい画集になります。
こちらは500部限定の特装版になります。
先日、銀座のスパンアートギャラリーでアリスをモチーフにした展示会に行ってきたのですが、その中でも山本タカト氏の絵はやっぱりなにか違いますね。
サブカル系の漫画家さんから、アート系の方まで、100点のアリスが飾られていました。 タカトさんの生の絵ははじめて観たのですが、あの冷たく凍る感じ、じっくり味わいました。 耽美という言葉はこの人のためにある!と思わずにはいられないくらい美しい絵でした。
昭和から現代までのエログロ・耽美界を代表する彼らの画集。
是非「美しさ」に酔いしれてください!
こちらの商品のほかにも、丸尾末広・薔薇色ノ怪物仕様のTシャツ、缶バッヂ、ポストカードなどのグッズ、少女椿限定版、丸尾地獄限定版、おとなクラブ、雑誌、なども販売いたします。
もちろん、丸尾末広・花輪和一のコミックの品揃えもばっちり準備しています!
是非年末年始、まんだらけ中野店にお越し下さい。
(担当 田路)
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