(1)くろすとしゆき「THE REGAL BOOK 靴はトラッドの基本である」1983立風書房
¥3675 (表紙少しオレ)
普段負担をかけている足を毎日お風呂でマッサージしたりしていたわってあげるのが長生きのコツ、というのは人間も会社も同じだという話を老社長から聞いた早川良一郎は定年後は革靴を履かなかったようですが靴はトラッドの基本です。
オーダーでもしないかぎり気に入ったアイビーシューズをはくことができなかった時代にVAN社員のくろすとしゆきが一目ぼれしたというリーガルのトラッド・シューズ。63年のその出会いは日本のアイビーシーンの足元を大きく変えました。
この本はくろすとしゆきが靴の薀蓄を一冊に詰め込んだ愛情あふれる一冊。
コーディネイションは足元から決める、という人には便利なイラストもいっぱいです。
(2)「パイプ党入門 ゆとりとくつろぎの世界」1976年池田書店 ¥840 (見返し記名)
90年代に再編集されて「パイプ&シガー」として再出版されましたものは表紙がダンディでないのでこちらの元版がおすすめ。 喫煙具輸出入業者ふたりによる定評あるパイプ入門書です。来年からパイプーラをめざす方はどうぞ。
「パイプ党入門 ゆとりとくつろぎの世界」1976年池田書店 ¥840 (見返し記名)
(3)アラン・フラッサー「男の服装学 MAKING THE MAN」83年平凡社 ¥5250 (帯)
(4)アラン・フラッサー「男の服装学 MAKING THE MAN」83年平凡社 ¥3675 (帯欠・小口しみ)
「アラン・フラッサーの正統服装論」の著者が200P以上にわたってスタイルのしっかりした価値あるメンズウェアが購入可能の当時の世界中の一流店を選択的に紹介している・・というすごい企画が本書の目玉 (この部分は図版なしテキストのみですが) 。
日本で言うとビームス、パルコ II のメンズ・ビギやギャルソンから札幌や大分の地元ショップまで。前半は安手で短命な流行ものを避け賢明な消費者・グッドドレッサーになるためのテクニック集です。
(5)石津謙介「男のお洒落実用学」婦人画報社¥2625(経年やけ)
VANヂャケット設立者による65年のおしゃれテク伝授本。
(6)「VANヂャケット博物館」1993年扶桑社 (絶版) ¥1575
ノベルティ類までコンパクトに網羅した資料本。シール完品。
(7)くろすとしゆき「アイビースーパー雑学事典」1983年講談社¥3150
岩沢一郎によるイラストもいい雰囲気。ホットドックで連載した「あいびい博物誌」を単行本化したものです。
(8)くろすとしゆき「新トラッド歳時記」婦人画報社 ¥4200 (表紙すこしイタミ)
「だいたい”新”とか”デラックス”と名のつくもので”旧”や”スタンダード”を超えたためしがない」という定説をくつがえすべく著者が全力投球したという一冊です。
(9)エイムック「オールドボーイスペシャル永遠のVAN」1999年絶版¥2625
当時のアイビーボーイたちの写真がまぶしいです!関係者インタビュー多数収録。
(10)小林泰彦「ヘビーデューティーの本」1977年婦人画報社
¥4725 (表紙少しよごれ)
ヘビーデューティー研究の第一人者によるオルタナティブな生活図鑑決定版。
(11)「MEN'S CLUB 1976年11月ヘビーデューティー特集号」
¥1050 (イタミ目立ちます)
アイビールックの時代からずっと受け継がれてきたヘビーデューティー (丈夫で頑丈) なワードローブを丸々一冊特集した76年の好特集。もちろん小林泰彦大活躍の一冊です。
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(担当 二宮)
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