やうやく入荷してまゐりました「操体法」の書籍。
カラダに気持ちの良い動きをさせることで身体の不調を治すといふのが「操体法」です。
たとへば術者に腕を気持ちの良い方向に引っ張ってもらって、それに合はせて息を吐く、吐ききったところで脱力する、さうするとイタミが治ってしまふといふ戦前の高橋迪雄が創始した「正体術」といふものを、さらに戦後仙台の医師橋本敬三が発展させたものです。
通常のリハビリテーション医療といふものは痛い方向に無理やり動かすことで矯正をはかりますが、操体法からすると痛い方向に肢体を動かすのはタブー。
人の「快」感覚には理由があってそれを引き出すことで身体を矯正するといふ理論です。
一寸聞いただけでは簡単過ぎて誰れでも出来さうな印象がありますが、操体法は単なる治療技術のみに終はるものではなく食養から宇宙哲学まで包含するもであり非常に深遠です(技術的にも非常に深く習得には熟練を要する)。
また創始者の橋本敬三医師(故人)の論稿には宗教的なテーマもかなりあって、独特の「救ひ」と「報ひ」の理論など興味深いものも多いです(本書にはなし)。
この橋本敬三先生といふ人が逸話に事欠かない非常に魅力的な人物なのですが、それについてはまた別途ご紹介申し上げることに致しませう。
最近では総合格闘家の魁であり、「バキ」のモデルとしても有名な平直行氏も現在操体法の療術師として活躍してゐることもあってジワジワと操体法の支持が広がってる気配を感じます。
代替医療に興味があれば一度は見ておくべきヂャンルでせう。
オンラインもあはせてご利用ください。
(担当 麻生)
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