『漢方が救う人体危機』同上 1997年 立風書房 \315(定価1800円+税)
漢方療法で使用される漢方薬は「生薬(しょうやく)」と云って、つまり化学薬品ではなく自然のものからつくられたものです。
それを煎じたり、エキス剤といふ薬品状にしたりして服用する訳ですが、ナチュラルな感じがして現代では受けが良い。
しかしかつては科学万能主義でしたから生薬なんていふものはそのへんの雑草や山菜の類ひを使用する非常に「野蛮な療法」として排斥され、近年やうやくにして復活して来たといふ次第です。
そもそも西洋医学がなぜ漢方薬のやうなものを蔑視するかといへば、それは西洋合理主義に深く根ざす「要素還元論」のせゐでせう。
つまりなんでも抽象化することを尊ぶ思想が漢方薬のやうな自然の組成物を嫌ふのであります。
たとへば、よく「ラーメンとライスは炭水化物に炭水化物だから摂り過ぎでよくない」なんて云ひますが、小麦粉と米では摂取したあとの消化器官内での効果が違ふハズなのですが、それを「炭水化物」といふところまで還元してしまふ。
さうするとなんとなく本質を把握したやうな気がしてしまふものですが、実は見過ごされる情報は膨大です。
……なんだかまた話が別の方向に行きさうなので止めますが、代替医療に於ける薬物療法の代表格である漢方療法の書籍入荷しました。
うち一冊は漢方専門の京都のメディカルユーコン社の書籍です。
ご興味のある方のご来店をお待ちしてをります。
(担当 山口けん)
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