以下の商品は売り切れました。ありがとうございます。
まずはこちら。- 貴志祐介「新世界より」セット
タイトル:新世界より 上下巻全2冊セット
著者:貴志祐介
講談社/2008年発行
¥2310
貴志祐介。『十三番目の人格−ISOLA』や『黒い家』の作者と言えば、SFやミステリを読まない方でも、
分かる方多いことと思います。
上記に挙げたようなホラーや濃厚な心理サスペンスなどで力を魅せつけた作者が書き下ろしたSF長編大作。
ページ数だけで言えば、1000ページ以上ですが、そのボリュームはあっという間になくなってしまいます。
私も徹夜で読んだ口。(実際は最初上巻しか買っておらず、深夜上巻読み終わって下巻購入してなかったことを悔やんだ口ですが)
物語は、千年後の日本。
そこは平和そのもので、争いがなく、そして『科学』がない町。
大人はみな『呪力』と呼ばれる超能力を使い、こどもたちは『呪力』を鍛えるため学校へと行く。
町には人間以外にも、突然変異とおぼしき奇怪な姿の生物も横行していた。
だがそれらは、人間に従順な生き物で(人間が呪力を持つため)、平和を壊されることはなかった。
平和そのものの町だが、町の領域は明確に決まっていた。
そしてそれは平和の領域でもあった。
読みやすい文章なので、SFを初めて読む人でもすらすら読めるかと思います。
ただ呪力を使って闘うだけの話でもないですし、呪力を鍛える学校で巻き起こる騒動が〜といった単純な話でもないです。
まずは読んでみて欲しい作品。ラストに起こる衝撃も本格な作品。
ちなみにこちらは、2009年度版 このSFが読みたい国内第一位作品。
そのことからも完成度の高さ、人気が窺えるかと。
定価は上下巻あわせて3800円+税。
ネクロポリス 全2冊セット
恩田陸
朝日文庫/2009年1月30日発行
¥840
2005年に出た同タイトルの文庫版がこちら。
アナザーヒルという『死んでしまった人』がこれる神秘的な場所に、今回初めてヒガンでやってきたジュンイチロウが体験する奇妙な体験。
そこでの体験を綴ったのが本書。
毎年ヒガンにはアナザーヒルには大勢の人がやってきていた。
なぜならそこでは死んでしまった家族や友人にあえるかもしれないから。
幽霊が『普通』に存在する幻想的場所。だが今年はいつもとは様子が違っていた。
血塗れジャック(ジャッキー)なる人物が、惨殺事件を起こしたため、いつもより多くの人がヒガンをしにアナザーヒルへやってきたのだ。
今年初めて参加するジュンイチロウがアナザーヒルという聖域で最初に見たもの。それは聖域にはあってはならないはずの惨殺死体だった。。。
恩田陸で一般的に有名どころだと『六番目の小夜子』最近では『夜のピクニック』などか。
ヒット作が多い方ですが、本作も他の氏の作品と比べて劣るようなものではありません。
怪奇幻想文学とも、怪奇ミステリとも読める傑作。
自分も面白くて面白くて、やはり徹夜で読んでしまいました。
小説読んで徹夜して、太陽の光を見ると、なぜあんなにも「勝った!」「読んでやった」とか思うのでしょう。
ZENOCIDEのYくんと前にそんなことを話したことありましたけど、小説読んで徹夜した時ほど、高揚感に浸れる時はないのではとなりましたが、
それは誰しもそうなのでしょうか?
徹夜読書した方いたら、こっそり教えて欲しいです。
(担当 三次)
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