答えは、否!!ケミストリーどころか単なる真樹作品になるだけです。
あだち充先生は貸本短編誌読者の最後の世代に含まれていて、兄・あだちつとむ(フジオプロ)と共にイラスト投稿欄などでもその名前を確認する事ができます。
その投稿時の兄の作風は流行の画風を取り入れた巧い絵。
それに対し弟は既成の概念に捉われない、これまでに見た事もないような世界観を持つ絵。
デビュー前の時点で、なんだかわからんけどカッコいい事は確かという既に可能性未知数の存在に思えました。
この時点であだち兄弟の今後の方向は固まっていたのではないでしょうか?
・・・で、この作品はどうなのかというと。
敵のアジトに重機で突っ込む、それで最後はおなじみの大技!!
最後の最後まで主人公が○○を使うことも、過去にその○○で人を殺してしまい禁じ手にしている事も出てこないので、ラストの真樹作品セオリー通りの展開に「やったー!!」と声を上げずにはいられません。
溜めた分、トビはハンパないですね。もちろんこんな喜びはあだち充ファンにはない訳で、あまりオススメは出来ませんが、エポック社のポップブック1『レインボーマン』に手を出すほどのあだち充マニアなら、僕は購入を止めません。
もちろん現在まで単行本未収録。
その他掲載作品は桜多吾作の北川寛時代の作品『キタガワ君』、モンキー・パンチ『怪人ジャガーマン』あたりが需要ありそうな未収録。怪人ジャガーマンは仮面ライダーとは関連ありません。
表紙&裏表紙カキコミ・表紙角少欠損\3,675(税込)
※ちなみに大技のヒントは「壁に向かって飛ぶ」です。
連日趣味のトピックスですみません。よろしければこちらもどうぞ。
http://www.mandarake.co.jp/information/2009/02/13/12nkn01/index.html
http://www.mandarake.co.jp/information/2009/02/12/21nkn09/index.html
http://www.mandarake.co.jp/information/2009/02/07/12nkn01/index.html
(担当 國澤)
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