業田良家の不朽の名作入荷

泣ける四コマ作品としてあまりにも有名な業田良家の「自虐の詩」が入荷いたしました。

アパートで二人暮らしををしている男女。籍は入れてない・・・。 男は女から金を奪い、パチンコで負け、食卓ではちゃぶ台をひっくり返す。 女は男の掌を愛し、昔を想い、それでも男を必要としていた。

限りなく共依存関係にあるふたりが最後に手にした答えとは？ 自分も最初の救いようのない二人の生活が、笑いから泣きに徐々に変化していく流れにもやられてしまった者のひとりです。
なんといっても後半の怒涛のストーリー展開がたまりませんよね。

業田良家といえば風刺漫画イメージ、と思っている方にも読んでいただきたい作品です。

近年映画化もされた本作ですが、同時期に増刷された文庫や映画には「イサオと幸江」の話だけを切り抜いたものになっています。 当初のオムニバス形式の作品は収録されていないので、全作品を読みたい方はこちらをどうぞ。

(担当 田中)