現代の高校生が異能力を手に入れて……というお話ですが、 その手に入れられる力(この場合は武器の形態をしていますが)もビミョーだったりします。 鎌だったり、槍だったり、鉄扇だったり、ネクタイだったり。もちろん強力な武器が出てくるキャラもいます。 でも、基本現実に手に入れられそうな(銃刀法に引っかかる可能性はありますが)アイテムが多いわけです。 それ使って戦っても、ストリートファイトとあんまし変わらないし。 こういうラノベって、現実にそんな力があったら面白いな、なんて想像しながら読むのが 定石なのに、『いや、特にそんな力欲しくないかも……』なんて思わせるとは、恐るべきラノベです。 おまけに主人公が力を手に入れるシチュエーションもぱっとしません(そういうのって、一つの見せ場でしょ、普通)。 でも、随所に出てくるこのゆるさがいいのです。 笑いに必要なのは緊張と緩和、なんて言ったのは落語家の桂雀さんですが、このゆるさのおかげで、シリアスな状況になっても必ず面白く読めてしまうわけで。 ちなみに挿絵はゲーム『世界樹の迷宮』で有名な日向悠二。キャラと小説の雰囲気もバッチリなので、日向悠二が好きならば、ジャケ買いしても損しません! ※掲載商品は売り切れる場合がございますのでご了承下さい。
(担当 安田)
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