前にトピックスで紹介した、立風書房(ネオ)SFシリーズ。 今回入荷したものは、前回紹介していないタイトルです。 狂ったエデン D・キーン&L・プライン(合作) ※背ゆがみ ¥630(税込) では、あらすじです 文明から取り残されたような孤島での長期休暇旅行を終えて、若いアメリカ人夫婦が国に帰った。 だが、港も街もどこか閑散としていて、いつもの活況はみられない。 車で家へ向かう途中も、イヤリングを付け口紅を塗った男に声をかけられたり、 卑猥な言葉で侮辱される黒人の少女を見たり、兵士に護衛されて帰校する黒人の女学生を見たり、変なことばかりだった。 二人は友人に電話をかける。 ところが、その友人は、彼の妻が無事だと知ると、二人に家に閉じこもるよう指示し、すぐ軍隊に彼女の護衛を依頼する。 さらに、二人は驚くべき事実を知らされる。 彼らが旅行に出かけている間に奇妙な病気が世界中に蔓延し、女がほとんど死んでしまったというのだ。 そして、生き残った女も、みんな不妊症になっていた。 つまり、人類は現在から動かなくなり、未来が消えていったというわけだった。 SFが描く未来像、そこには夢も希望もあり、逆に不安や恐れもある。 だが、そんな未来がこなかったとしたら、どうでしょうか? これは、未来がおとずれることがなくなった人々が経験する物語です。 ゆっくりと、だが確実に人類が滅亡に向かっていく。 ゾンビがはびこったり、国が沈没したりする話ではありませんが、そのゆっくりとした絶望が更に恐怖を煽ります。 デイ・キーンの方はポケミスの「危険がいっぱい」などで知っていましたが、L・プラインの名は初めて聞きました。 この人は他に何か書いているんでしょうか。 巻末によれば、雑誌に短編を書いているらしいですが、 単行本として何か作品が発売されたのか、気になります。 そして、シャーロック・ホームズについて書かれた評論、研究本の入荷です。 シャーロック・ホームズ秘宝館 北原尚彦 青弓社/1999年発行 ※少クセあり ¥525(税込) シャーロック・ホームズの醜聞(スキャンダル) 小林司&東田あかね 晶文社/1999年発行 ¥315(税込) また、シャーロック・ホームズの生みの親、アーサー・コナン・ドイルの本も入荷です。 コティングリー妖精事件 妖精の出現 あんず堂/1998年発行 ※少しみ ¥840(税込) こちらは、A・コナン・ドイルがまとめた妖精写真、妖精について書かれた本です。 A・コナン・ドイルの世界に更に浸かりたい方へオススメです。
(担当 ミツギ)
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