小学生の頃、ラジオっ子だった僕は、ラジオをかけながら、本を読むのが好きでした。 そんな中、ある日強烈な音が流れました。 けたたましく、そして哀しい曲。 その曲が終わるまで本を閉じて、耳をかたむけていると、その曲が「ジミヘンドリックスのレッドハウス」という曲であることが判明。 そこから、音楽をBGMとして『聞く』んでなくでなく、『聴く』ようになるんですが、中学に入り、ジミヘンからブルースに流れていく過程で、フォークにもはましました。 そして、ボブ・ディランにも。 ボブ・ディランと言えば、フォークと、ロックの革命児的に語られたりしますが、そのフォークからロックに移るまでが、簡単ではありませんでした。 ボブ・ディランがファーストLPをリリースした頃、周りは正にフォーク一色。 ボブ・ディランは、従来のフォークファンから認められ、人気を得ますが、それは後々重くディランにのしかかります。 60年代半ばのとあるコンサート。 その時、ディランはバックバンドと一緒にステージにのぼり、英国の新しいロックからの音楽に影響を受けた曲を演奏します。 だが、この時の客はディランの演奏が聴こえないほど、激しくブーイング。 オーディエンスは従来の昔のディランを期待していたため、新しいことを認めなかったんでしょうね。 そしてディランはやむなく退場。その後ステージに再登場するのですが、その時のディランは、アコースティックギターを抱え、一人「IT's All Over NOW,Baby Blue」を歌います。 この時の映像を昔見たのですが、ディランが泣いているように見えたの覚えています。 そして、ディランの哀しい歌声が。。。 その後、ディランはフォークからロックへと移っていくわけですが、彼から影響を受けた人は枚挙にとみません。 話が長くなりましたが、そんなディランの本が入荷しました。 ディランにあったら、よろしくと 編集:菅野敏幸ヘッケル 1975年4月発行 ¥3150(税込) こちらは、当時CBSソニーが販促グッズとして配布したもので、非売品です。 内容は、この当時までのディランの作品の解説。 また、ディランの解説などなど。 ボブ・ディラン好きな方も、これから聴いてみようという方も楽しめるものになっていると思います。 ちなみに「IT's All Over NOW,Baby Blue」ですが、これは、ディランの「BRINGING IT ALL BACK HOME」というLP(アルバム)に入ってます。 この当時のディランの歌声って哀しくて、そして誰にも出せない彼の魅力が詰まってますね。。
(担当 三次)
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