まんだらけ名古屋店 6F 現代の写経か!?夏休みの工作か!?「ゼネプロ・ペーパーメーザー車」入荷！

かつて私が生野区はゼネプロを訪ねた際・・・。
店長さん曰く
「いやぁうちの常連にとんでもない人がいましてね。
でも滅多に外に出ないんで僕らは
『寝たきり名人』て呼んでるんですけどね」。
ショーケースには、ムーンライトSY－3や、
緯度0版α号、原子熱線砲といったスクリーンの中でしか
見たことの無い東宝メカの数々が並べられておりました。
しかし、何か違和感が・・・。
触っても良いと言う店長さんの計らいで、手にとって見れば
異様な軽さ！しかも凹むぞこのSY-3！でも可変翼も可動するし、
着陸脚も出せる！探検車まで積んでいる！
「紙、なんですよ」。
紙？ペーパー？林家じゃなくて？
あのすぐ燃える、やわらかい、あの紙？
てことは、これ、全部紙工作!?
その後、ほどなくしてリリースされたのが
「1/48・メーザー殺獣光線車」でした。
なにせキャタピラすべて別パーツ、メーザー砲基部のコイルは
1ミリ幅のパーツ(もちろん紙)を遠々巻きつけ再現、
手すりも、タイヤパターンも、可動アームも、
いわんやシャーシやパラボラといった大物パーツも全て紙製微細パーツによる
精密再現！
コレに比べれば、スタジオハーフアイでさえまるでアメリカ製プラモです！
当時のパペ通にユーザーからの完成品写真が届いた時
「まさか完成させる人がいようとは！あの板野○郎ですら投げ出したのに！」
という無責任なコメントが載ったほど、
当のゼネプロでさえ常軌を逸した商品だと認識していたこのメーザー。
くしくも先日発売された「新世紀合金」と同スケールです！
20年の歳月を経てリンクする二台のメーザー。
見事完成させた暁には、あなたはきっと悟りが開けていることでしょう！
伊福部マーチをBGMに、21世紀の写経に挑戦してみませんか！

(担当佐光)