まんだらけ渋谷店テロル - まんだらけトピックス

相変わらず混迷を極める中東情勢。あちこちで行われるテロ。
世界的には「テロリスト」と聞いて思い浮かべる人物といえば恐らくは大多数がビン○ディン氏と答えるのでしょうが、わがポンニチの若者はきっと「インリン・オブ・ジョイトイ」などというに決まってるんだ。ピースフルジャパン。
しかし、80年代においては圧倒的にこの方でした。

藤原喜明。

ご存知、“組長”の異名をとるプロレスラーです。
その昔、今をときめく長州力を試合前に奇襲したことから“テロリスト”というキャラでブレイクを果たし、いまや組長。って、経歴だけ見るとまるでホンマモンですよ！

今回ご紹介するのはそんな藤原組長が主人公のマンガ。
といっても組長の半生記などではありません。

『フジワラくん』（たなか亜希夫／日本文華社）

なんと、キャラのみ組長を使用したギャグマンガなのです。
コロコロやボンボン系のお子様向け雑誌でおなじみの手法、まさか組長までもがマンガになるとは・・・。
描くのはたなか亜希夫。たなかセンセ、格闘技とくれば「軍鶏」。たなかセンセらしい、実に殺伐とした危険な香りがピリピリと微弱電流のように肌を伝わる男臭プンプンの作品ですが、それとは１８０度違う、あまりにナンンセンスな作風に笑わざるを得ません。こんなの反則！
まぁ、普段の組長自体ユーモアセンス溢れるお方なので強ち遠くはないのですが、ここで登場するのは強面でセリフを発せず腕っぷしが強い（サブミッションを極めまくる）という、ゴリ○ーマンのような「フジワラくん」。
当時は既に“Ｕ”の時代だけあってアキラ兄さんをはじめ周辺人物（がモデルのキャラ）も登場します。

どーですか、お客さんッ!!

ニューウェーブコーナーにて。

（担当清水）