2005/11/17掲載
まんだらけ新宮店

第158回 こずえ嬢の勝手に連載!面白少女コミック!!


こんにちは!
最近、皆さん泣いてますか?
仕事で失敗して、泣きべそかく…なんてのは、社会人になってもしますよね?

そうじゃなくって。
違うんです。言いたいのは、「感動の涙」ですよ。
近頃は、感動する映画が増えてますが、そんなにバンバン出されちゃ、感覚が麻痺しそうな感じがするのは私だけでしょうか?

という訳で。
今回は、泣けるコミックスをご紹介♪

集英社 マーガレットコミックスより
筒井 旭先生の
「汝なやむことなかれ」 自称・イケてるナイスガイ!の千秋は、周りが呆れる程の超女ったらし。

高校に進級という事で、父親に無理矢理ミッション系スクールに進学させられる。

入試では、答案を白紙で出したハズなのに、合格発表で掲示板を見てみると、ちゃっかり自分の番号が書かれていた。

同じく受験して合格した幼馴染の生駒小太郎(通称・ゴマ太郎)と合格発表を後に、自宅に帰る。

「ずいぶん遅かったな、千秋。」
出迎えたのは、まるで大工の親方のようないでたちの父親。
職業:葬儀屋。

…なのに、クリスチャン。

息子いわく、「指名手配みたいな顔して、何がクリスチャンだ!!」だそうで。
言ったら、思いっきり殴られてましたが。

だけど、無理矢理入れられたのも、やっぱり理由がある訳で。
そして、その原因が自分だって事も分かってはいるのだ。

―それは、去年。15歳になったばかりの初秋の頃。

やはり、この頃から女遊びは激しく、時にはクラスメイト、時には友達のお姉ちゃん、そして極め付けは、高級クラブのホステス。

そんな事してるから、バチが当たるのだ。

ある日、そのホステスさんが千秋の家まで訪れる。

香水の臭匂いをプンプンさせながら、まさしく夜の微笑をし、口を開く。

「くすっ…デキちゃったみたい♪」

「え?」

「だからデキちゃったみたい。赤ちゃん。」

「え゛?!!!!」

―そんなデキちゃったって…ものもらいでもできたみたいに(汗)

防音対策のされていない、古い家でぎゃあぎゃあ騒げば誰でも気付く。
そして、それは一番バレたくない人にまで聞こえてしまうんです。

はい。 ってな訳で、大激怒のお父様。
このままじゃいかん!と、手早く手続きして無理矢理入試へ向かわせられ、一体何をしたのか、白紙の答案で提出したにも関わらず、合格。

**********
そして、千秋の禁欲生活が始まる。

共学なのに、男子と女子は高〜いフェンスで仕切られている。
その他に話せる女子と言ったら、60代ぐらいのシスターぐらい…。
いくら、女と触れ合いたいってったって、流石にそれは…・(汗)

「上等じゃねぇか!通ったろうじゃねぇの!!…寮に帰りゃあ自由に…」

「僕達寮になんか入んないよ?」

―…………?!

「僕と千秋ちゃんは、僕の叔父さん家に下宿することになってるから」

当然、嫌がる千秋さん。猛抗議。
「嫌だ!ぜってー嫌だ!!」

酷い興奮ぶりにやや呆れながら、ゴマ太郎は口を開く。
「実はさぁ、これ千秋ちゃんのお父さんにも内緒なんだけど…」

―………?

「叔父さんの家、女の子いるんだよね…」

「…下宿って最高だよね♪」
さっきの態度はどこへやら。
"女の子"と聞いて、手のひらを返した千秋。

ゴマ太郎はもはや、コメントせず。

だが、下宿先に着いて期待に胸を膨らませていた女の子は、千秋の予想を見事裏切っていて……?!

**********
はい。
女にはだらしなかった千秋が、初めてのタイプの女の子に惚れてしまったために、どんどん変わっていく様がいいんです!!!
さらに後半には、その子が過去に虐待を受けた経験があり、千秋の何気ない言葉に拒絶反応を起こし、記憶喪失になってしまうんです!!

千秋は「俺のせいだ!」と自分を責め、世話をしていくうちに彼女に恋してる事に気付く。

切ないんです!!
次の話が待ちきれない!次の展開が予想出来ない!!
クライマックスは涙ホロホロですよ。
ハンカチをお忘れなく!!
※掲載している商品は当日店頭でも販売いたしますので売り切れる場合もございます。ご了承ください。

(担当 仲野)

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