あべしの第82回「ちょっと観てよ聴いてよ!〜AVコーナーより愛をこめて〜」

女性型巨大ロボットといえば、誰もが思い浮かべるのは、やっぱりアフロダイAでしょうか。ガンダム好きの私も、ノーベルガンダムよりも先にアフロダイAが浮かんできますし。
最近では、「神魂合体ゴーダンナー」のネオオクサーとかが記憶に新しいかもしれませんが。
さて、今回ご紹介するのは、アフロダイAやビューナスAよりも「女性」型のロボットが登場する、「きらめきプロジェクト」です!
ご覧下さい、この第1巻のジャケット!無骨なロボットと戦っているのは、ゴスロリ少女ではありません。巨大ロボットなのです!!

一見美少女モノ作品に見えますが、物語冒頭で繰り広げられるロボットバトルは本格的で、そのパイロットたちは、渋いサラリーマンだったりします。
でも、やっぱり美少女モノなので、1巻の後半は、やたらめったら露出の激しいボインちゃん・ネネがロボットと戦って捕まってパンツ晒しておりますが。
この主役機であるゴスロリロボは、第1巻では顔見せだけですが、2巻になってやっと登場!ネネを一瞬で助け出し、これから反撃開始!!…と思いきや、製作者である地味で内気で無気力主人公・カナは、さっさと帰らせます。それでいいのか!?
第1巻は、美少女モノだなと思いますが、第2巻が熱い!敵側のオヤジたちが熱いのです!
敵側のロボット・ビッグマイティは、日本の企業「ジャパン・スーパー・ゼネラル・インダストリー社」が開発したスーパーロボットで、世界各地で実戦テストを繰り広げ、その技術力をアピールしてきた。
これまではその圧倒的な性能で連戦連勝だったのだが、ジュネス王国に戦いを挑んで、謎のファンシーロボに完膚なきまでに大破させられる。
パイロットたちは、涙を呑んで命令どおり自爆を決意する。しかし、パイロットの一人、課長の大矢仁は、自分達の造った機体を捨てたくない。どうにかして持ち帰りたいと涙を流し熱弁!それに感銘を受けたほかのパイロットたちもそれに同意して、再び起動!その様子をテレビ中継で見ていた下請け工場の工場員も感涙!熱い!渋い!ラストのフェリーで帰国するシーンは、なんだかジョー○アのCMみたいな感じです。「明日があるさ〜♪」
第2巻だけ見ると、オヤジが主人公に見えてきます。

こちらの商品は、初回版で、第1巻にはカナの、第2巻にはリンクルのフィギュアが付いてきます。
どちらも躍動感あふれるポーズで、おまけと侮れない出来ですよ。

萌えな美少女あり、渋いオヤジあり、熱いロボットあり、どれもこれもありの「きらめきプロジェクト」はいかがでしょうか?