まんだらけ名古屋店 6F のさばる悪を何とする!?「怪獣軒ガラモン」入荷！

マルサン第1期としてリリースされて以来、ソフビシリーズあるところ必ずリリースされてきた「ガラモン」。
もっともソフビに向かないヒレの集合体でありながら、こうまでリリースが絶えないのは、その何にも似ていない独特のデザイン故でしょう。
そしてリリースされる度にそれぞれ方法論が違うのもガラモンならでは。
それもひとえに前述の「ヒレの処理」故です。
旧海洋堂の「原詠人ガラモン」のように全て別パーツで処理するのが最も簡単なのは自明の理ですがそれでは作り手に多大なストレスがかかりますし、コストを考えてヒレの数を減らせば、バンダイのプラモのような無残な結果になってしまう。
アトリエG1のような一体成型は軟質かつキット販売だからこそできた手法で、ソフビ完成品では不可能です。
「キングザウルス」の処理も、野心的ではあるものの、残念ながらモンチッチにしか見えません。
事ほど左様に、あまたの原型師＆工程管理者を悩ませる「ガラモンのヒレ」。
「怪獣軒」から発売された「ガラモン」は、基本処理こそマルサン式ですが、先端をシャープにしたり、プロポーションを怒り肩にしたりという独自の解釈で、さながら「ベロクロン」を思わせる戦闘的なガラモン像を生み出しています。
「ガラQ」とはまったく逆の進化解釈が楽しい「怪獣軒ガラモン」。
かつての「中村ガラモンド」を思い出した貴方にオススメです！

(担当佐光）