『ディスコミュニケーション』という知る人ぞ知る摩訶不思議恋愛漫画をご存知でしょうか。ご存知なものとして話を進めます。その旧装版1、2巻の内容から8話分ボイスドラマ形式で収録したのがこのCDなんです。
原作で1巻2巻というと、その後「日常編」という名で括られることになる作品初期の一話読み切り形式の作品群なんですが、まあ、つきあいたての2人が不思議道具や不思議人物を通じて交流が深まるんだかなんなんだかな部分なのです。
その後の「冥界編」や「精霊編」等の長編に比べると非常に愛らしく、コンパクトながら深みがぎゅっと詰まっていて「内宇宙編」と併せて好きな人は多いんじゃないでしょうか。
で、そんな日常編を演じるは松笛くんが結城比呂(優希比呂)、戸川さんが林原めぐみ。これがもう、キャストのハマりようが半端ないです。戸川さんの持つ好奇心強そうな性格とか、松笛くんの普通さと全く異質さの同居する感じがうまーく出ていて、これはうまくやったなーと思いました。
原作と聴き比べてみるとドラマ向けにモノローグが多めになっていたり場面が整理されていたりするものの、概ね原作通りしっかり作ってあります。
◆原作←→ドラマCD対応表◆
1「ディスコミュニケーション」←→1「恋は永遠のなぞ?」
2「ワタシとアナタ」←→2「私のコトをスキ?」
松笛くんの「邪視」にまつわるエピソードがばっさりカットされている。歓喜天の儀式のビジュアルイメージもカットされて、より露骨に性的な恍惚感→宇宙的感覚な情景が味わえてちょっと恥ずかしいくらい。
3「心臓の鼓動T」←→3「女の願いはキス?」
4「心臓の鼓動U」←→3「女の願いはキス?」
原作2話分が8分にまとめられている。松笛くんの戸川さんへの好意の表明のセリフが絶品。誰しもが持つ固有の”電波”について。
5「びはいんど」←→4「彼女は私のテキ?」
三島塔子初登場回。再登場ははるか後のはなし…。
6「ヘンナ日曜日」←→5「彼の趣味はヘン?」
デート名目で1日監禁される話。精神的ロードムービー感がすごい。おしゃれした戸川さんが目隠しされ、おしっこ我慢したりホラー展開だったり、それらが全て恋のカタルシスへ繋がっちゃうんだからまいってしまう。
7「なるきそす」←→6「鏡合わせのアイ?」
音声できくと真言ってなんだか胡散臭い…。ナルシズム、自己愛、そしてオナニーについて。
松笛「男とするのとどっちが気持ちよかった?」
8「まじっく・らんたん」←→7「二人で見るユメ?」
9「まなつのよるのゆめ」←→8「恋の季節のナツ?」
音信を絶った恋人と、古い死体の脂肪やカルシウムが染み出した岩壁で構成された黄泉比良坂で再開☆するお話。
『ディスコミュニケーション』最終回と相似した構造を持つ一話なのだなと今回聞き直し、気がつく。
ディスコミテレホンカード欲しい…。
こちらの商品群は11/24(木)12:00より、中野ブロードウェー3F 本店前ショーケースにて販売いたします。
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(担当 朝日)
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