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聴力を失ったことが一つのきっかけとなり、画家の道へ進み、わずか36歳という若さで夭逝した松本竣介の遺作集、美術出版社刊行「松本竣介画集」。

彼が死去して約1年後の1949年5月、友人や遺族の手により出版されたこの画集は限定350部という少部数での出版となり、彼の画集の中で、最も入手困難な1冊となっています。

「田園を愛するように都会を愛している」という彼自身の言葉通り、収録されている都市風景はどれも奥深い情緒がある作品ばかりです。
画集には絵画作品だけでなく、物議を醸し今でも語られることの多い「生きてゐ画家」を含めた遺稿集も収録。
彼の作品、そして美術に対する考えを知る上で必要不可欠な1冊です。

こちらは9月8日（木）から中野店4階海馬で販売します。
15時までは店頭販売のみ、15時以降は通販でも購入いただけます。
お電話でのお取り置きは9月9日（金）移行に承ります、売り切れの際はご容赦下さい。

(担当佐久間)