国内外問わず不変の人気を誇る漆原友紀『蟲師』。去年発売された画集は一瞬で店頭から消え、その後再販はされないまま。
もはやあの画集そのものが蜃気楼のような蟲だったんだと解釈することで悲しみを紛らわし、影ながら涙を呑んでいるファンも多いのではないでしょうか。
さてここで、今から約10年前、2007年に講談社直販という形でこれまたひっそり発売されていた最初の画集をご紹介。
この中にどうやって画集が?とお思いでしょう。実はこれ、中に入っているのはフルカラーの複製原画なんです。
目の粗い画用紙に手描きで彩られた数々のカラーイラストが、実際に使用されたものと同じ紙、同じサイズで印刷されています。この再現度が尋常ではなく、筆づかいから絵の具の水たまりまでつぶさに観察できます。
コミックスのカバーに使われたものは横長の一枚絵になっており、一列に並べるとまるで巻物のよう。それら20枚がふわっと丸められてこの筒に納まっているわけです。
実はこちら、複製原画20枚とご本人の解説が入った小冊子が付いて完品なのですが、残念ながら小冊子はありません。
とはいえフルカラーかつ原寸大で、ここまでの量がまとめられた上に「画集」と銘打つなんてなんという贅沢さでしょう。アフターヌーン全盛期の講談社は考えることが桁違いです。
自分も自宅に1つ持っていまして、初めて開けてじっくり眺めた末に出た結論は「……1枚1枚額装してすべて飾れるような広い家に引っ越そう」でした。
実際、広い和室のある家に引っ越しました。ちなみに画集の名前「蟲襖」の襖(読みはあお。ふすま、で変換)≠フ字を漢字字典で調べると、そのセンスの高さにのた打ち回りますよ。
去年東奔西走しても画集を手に入れられなかった方、この存在は知っていたけどどうせ幻だろうなと思っていた方。
ただいま中野本店IIのレジ後ろに鎮座ましましていますので、ぜひご来店あれ。
もはやあの画集そのものが蜃気楼のような蟲だったんだと解釈することで悲しみを紛らわし、影ながら涙を呑んでいるファンも多いのではないでしょうか。
さてここで、今から約10年前、2007年に講談社直販という形でこれまたひっそり発売されていた最初の画集をご紹介。
この中にどうやって画集が?とお思いでしょう。実はこれ、中に入っているのはフルカラーの複製原画なんです。
目の粗い画用紙に手描きで彩られた数々のカラーイラストが、実際に使用されたものと同じ紙、同じサイズで印刷されています。この再現度が尋常ではなく、筆づかいから絵の具の水たまりまでつぶさに観察できます。
コミックスのカバーに使われたものは横長の一枚絵になっており、一列に並べるとまるで巻物のよう。それら20枚がふわっと丸められてこの筒に納まっているわけです。
実はこちら、複製原画20枚とご本人の解説が入った小冊子が付いて完品なのですが、残念ながら小冊子はありません。
とはいえフルカラーかつ原寸大で、ここまでの量がまとめられた上に「画集」と銘打つなんてなんという贅沢さでしょう。アフターヌーン全盛期の講談社は考えることが桁違いです。
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実際、広い和室のある家に引っ越しました。ちなみに画集の名前「蟲襖」の襖(読みはあお。ふすま、で変換)≠フ字を漢字字典で調べると、そのセンスの高さにのた打ち回りますよ。
去年東奔西走しても画集を手に入れられなかった方、この存在は知っていたけどどうせ幻だろうなと思っていた方。
ただいま中野本店IIのレジ後ろに鎮座ましましていますので、ぜひご来店あれ。
(担当 白石)
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