【まんだらけトピックス】本・まんが・コミック・TOY・同人誌の専門店

「自分の殻に閉じこもるしかなかった。
何処にも安まる場所は無かった。
そんな時出逢ったのがSAD MACHINEというバンド。
そのボーカルも私と同じ恵まれない環境にいて、精神的にツラい時期は耳をイヤホンで蓋して音楽のセカイに逃げ込んだと聞いた。
私もそうしてみた。
すべてが吹き飛んでいくようだった。
ボーカルが私のかわりに叫んでくれる。
訴えてくれる。
常識ぶっているヤツこそが間違っていて、
泣いているヤツこそが正しいのだと。
孤独な私たちこそがニンゲンらしいのだと。
理不尽を叫んで、
叩きつけて、
破壊してくれた。
私を救い出してくれた」(#03「My Song」より)

私が今まで観てきた中でも大好きなエピソードの内のひとつ『My Song』。
“My Song”は挿入歌のタイトルでもあって、劇中の岩沢さんの演奏シーンはとてもステキです。
歌詞もすごく良くて、岩沢さんの想いをそのまま伝えている感じ。
あぁ、岩沢さんがSAD MACHINEの音楽と出逢った時はこんな気持ちだったんだ……。
今でも、このエピソードは良く観ます。
岩沢さんが、私のかわりに叫んでくれるから。
誰からも肯定されない私に「アナタは正しい」と。

カノジョが言ってた「《物語》にはヒトを殺す事のできるチカラが宿っているんだよ」

カノジョが言ってた「自分にはやっぱり《物語》が必要なんだ」

私にとって《物語》は……。

「これが私の人生なんだ。
こうして歌い続けていくコトが、それが生まれてきた意味なんだ。
私が救われたように、こうして誰かを救っていくんだ。
やっと、やっと見つけた」

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（担当　成田）