「シビル・ウォー」はMARVELの様々なクロスオーバーの中でも特に有名な問題作で、キャプテンアメリカとアイアンマンなどをはじめとした様々なヒーロー達が自らの主義主張を掲げて争い合う姿は大きなインパクトと衝撃を与えました。
アメコミにおいてのクロスオーバーは、その本筋を描く本編だけでなく、複数の独立刊行されているシリーズが一時的にイベントとしてストーリーを共有、進行させていくことが一つの大きな醍醐味となっています。
大筋だけでなく、刊行されているシリーズを読めば読むほどそのストーリーを楽しめるという日本の漫画の販売形式や版権の管理形式ではなかなか味わえない楽しみ方があります。
しかしながら、その分クロスオーバーを完全に楽しむ為には普段読んでいないタイトルを読まねばならなかったり、ストーリーが大きく複雑化してしまうので難易度の高いストーリーになってしまうという問題点もありました。
特に、ページ数やタイトル数が限られる日本でのアメコミ翻訳では、敷居の高い存在となっていました。
事実、完全に全てのタイトルが翻訳されたクロスオーバーは「X-MEN」の「エイジオブアポカリプス(AOA)」のみとなっております。
それもかなり厚い本が3冊とかなりの威圧感のある装丁となっております。
今回ご紹介する定期購読「シビル・ウォーシリーズ」は翻訳アメコミ作品として初めて、定期購読という形をとり一般販売した「シビル・ウォー」の関連作を連続刊行しました。この試みは非常に意欲的であり、近年ポピュラーになった受注生産の限定品に近い販売形式となります。
クロスオーバーの醍醐味である、複数のタイトルが複雑に絡み合いながら一つのストーリーの流れを読み取る醍醐味が味わえる仕様となっております。
ラインナップされたタイトルは
「ロード・トゥ・シビル・ウォー」
「アメイジング・スパイダーマン:シビル・ウォー」
「キャプテン・アメリカ:シビル・ウォー」
「アイアンマン:シビル・ウォー」
「ウルヴァリン:シビル・ウォー」
「パニシャー・ウォー・ジャーナル:シビル・ウォー」
「シビル・ウォー:X-MENユニバース」
となっており、普段刊行されている翻訳作品よりもマイナーなタイトルも含まれています。パニシャー(小学館翻訳世代にはパニッシャーがなじみ深いでしょうか)は久々の翻訳です。スティルトマンやチタニウムマン、ライノ、ダムダムデュガンなど、今までの翻訳ではあまり出番のなかったキャラクターたちの出番も嬉しいところ。
個人的には「パニシャー・ウォー・ジャーナル:シビル・ウォー」に収録されているヴィランの葬式は必見。マーヴルX以来のプロウラーなんかも出てます。渋い。
この翻訳作品は、普段ヴィレッジブックス作品に付属している解説シートも付属しており、他の翻訳作品と比べても遜色のないクオリティとなっています。
今回はこのシビル・ウォーシリーズを全巻セットでご用意させていただきました。
この商品は8月15日(金)本店IIのショーケースにて販売します。
事前のお取り置きは出来ませんのでご了承ください。また電話通販は18日(月)からとなりますのでご了承ください。
(担当 黒田)
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