本各出版社や雑誌ごとに開催される新人漫画賞の中でも、新人とは名ばかりの手馴れが終結しているハイクオリティ登竜門、それが講談社アフターヌーンの「四季賞」。受賞作は期ごとに小冊子にまとめられ、本誌の季刊付録として発行されます。その2006年春号から2012年夏号まで、飛び飛びではありますが今回ごそっと入荷いたしました。
ジャンル問わずページ無制限の、やりたい放題かつ真剣勝負の新人賞。ウシジマくんの真鍋昌平、蟲師の漆原友紀、その他にも黒田硫黄や五十嵐大介など錚々たるメンツを輩出している四季賞の受賞者達の漫画は、どれも"一話"の魅力に溢れています。
その一例をチラッとご紹介。
2009年冬号で大賞を受賞した、園田ゆり『ライオン』のラストシーンです。
"ライオンはきっと一人でも 東へ東へと走るだろう/弱い僕は太陽を追いかけて 西へ西へと走っていく/そうすりゃ僕ら いつか出会えるだろう/だって地球は丸いんだし"
いじめっ子の少年といじめられっ子「ライオン」の別れの場面なのですが……なんかこう…グッとくるんですよね。
こんな感じで、ほんの数十ページの一話分のなかに、その人にしか創りだせない絵やセリフ、ストーリー、演出が滲む作品が多く収録されています。
この小冊子・四季賞、普段は本店の講談社の棚の最後に地味に並べているのですが(それでも気付くと売れている)、折角なのでまとめてお出しします。ところどころ抜け巻もあるため、セットではなく通常通りバラ売りで販売しますよー。
こちらは12月28日より、中野本店 II で販売開始いたします。
(担当 白石)
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