ヨネダコウさんもその一人。こちらはカカシ×イルカ小説再録集。
収録作品は
・愛していると言ってくれ
・桜
・言葉にできない
・愛しているとか好きだとか
表現をする上で、漫画には漫画の、小説には小説のまったく異なる味わいがありますよね。
同じ物語を表現するにしても、まったく印象が異なることもあるでしょう。
漫画だとぱっと見て伝わりやすい。伝わりやすいがゆえに、その裏にあるものをどうやって伝えるかが鍵な気がしますし、文章なら『画』のように一見して伝わらないがために、表にあるべきものをどうやって呼び起こさせるかが鍵な気がします。
同じ漫画・文章でも、表現方法の選択や掲載ページ数の制約によって、作風もがらりと変わってくるものですし。
結局、何が言いたいかというとですね、商業誌で『漫画家』としての表現を行うヨネダコウさんが、自分の価値観や主張、カカシ×イルカへの愛情を濃縮して文字で表現すると、何だか紡ぐ世界観は同じなのに、景色が違って見えることに驚いたわけです。
「文字」という媒体の違いだけに依らない新鮮さがあるというか。
その一方で、変わらない「色」のようなものもあって安心するというか。
うまくいえませんが、漫画家「ヨネダコウ」を好きになった方にはぜひ読んでいただきたいですね。
今回入荷のこちらは折れ、微ヤケ、汚れなどございます。
美品でお探しの方には向きませんが、「読めれば満足」な方にはオススメしたい。
こちらは中野店LIVE館、ショーケースにて販売します。
(担当 カンサク )
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