今回紹介するのは木々津克久先生の「おどろ 陽子と田ノ中の百鬼行事件簿」です木々津克久先生といえば、チャンピオンREDで連載している「フランケン・ふらん」で有名な漫画家。
「フランケン・ふらん」といえば、チャンピオンREDグロ全盛期の最中に登場したSFグロ超大作。
当時のチャンピオンは「シグルイ」を筆頭とした、「カオシックルーン」「シャングラッド神紀」等、一冊に確実に一つは臓物飛び出し描写があるという狂った雑誌でした。シグルイの臓物クリアファイル等が付属していたのもこの頃です。
学生だった自分は、チャンピオンREDの発売日になっては、横浜線上の友人の家に駆け込み
グロ描写探し＆品評会をしゃれ込んだものでした。いやな学生だな。
横浜線は一本の間が恐ろしく長いので駅のホームで凍えながらチャンピオンREDのページを
めくっていたことを今でも思い出すものです。
そんなチャンピオンRED（どんなだ）で連載の「フランケン・ふらん」もその例に漏れないグログロナンセンスな怪作なわけですが持ち前のシュールさとエンターテイメント性からか、その後の萌え系路線への変更にも生き残り、最近6巻が発売されました。
そんな「フランケン・ふらん」ですが、その前に木々津克久先生が描いていたのがこの「おどろ 陽子と田ノ中の百鬼行事件簿」
マガジンSPECIALにて連載されたこの作品は、「フランケン・ふらん」に比べるとかなりマイルド。
内容は、冴えない大学生が、霊感の強い女の子二人と心霊体験…ってこう文字で書くと凡百な感じですが、
ところどころに木々津ソウルの詰まった作品となっております。
絵の方は、今の絵柄が垣間見えるものの結構萌え系よりの絵柄。女の子も普通の学生ということもあってか
かなりかわいいです。ブヒヒ。
毎回でてくるゲストキャラも結構こだわって描いていた模様。そういうこだわりが実に木々津ソウルに溢れていてすばらしいですね。
ストーリーも普通の怪奇譚から少し捻ったものばかりですが、基本的に後味の良いものばかりなのが特徴。
そればかりか、ヒロイン二人の恋模様なんかもあったりしてかなりライトな作品です。
つまりですね、この作品は木々津克久先生唯一のラブコメ作品でもあったりするわけなのです！（エレンESPは…ラブコメでは…ないですよね？）
ふらんやエレン等では腹黒さばかりが取り上げられる木々津先生ですのでそういった意味でもこの作品は非常に貴重な作品になるのです。
今回はそんな「おどろ 陽子と田ノ中の百鬼行事件簿」を4巻セットでお届けします。特に4巻はなかなか見つからないもの。
ふらん6巻も発売したことですし、この機会にぜひ「おどろ 陽子と田ノ中の百鬼行事件簿」を貴方の本棚に加えてみてはいかがでしょうか？
この商品は本店 II のショーケースにて販売しております
(担当 黒田)
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