西岡兄妹の新境地。
そんな彼らが所属していた火星書房の本、入荷しました。
1993年に発売された「シュジエ」です。
西岡兄妹、こんにちは新谷成唯です、市場大介、山川直人、、などこのあたりの作家ファンには懐かしい1冊のような……
この時代の彼らの作品は漫画界のニューウェーブっぽくて好きです。
西岡兄妹や新谷成唯の描き方は他にはないし、若者っぽい病んだ感じではなくて洗礼された不条理の世界観が漂っていてぞくぞくします。
最近の西岡兄妹の作品は絵の線も細くなってキャッチーさが少しありますが、昔のは内容もダイレクトで禍々しい雰囲気。
市場大介の作品も、そういう禍々しさが漂っていて素敵です。
この「違和感」みたいな感覚にはまってしまうと抜け出せない。
他の漫画では得られない絶望感とか、やっぱりいいなぁ…と思う限りです。
今回はなかなか珍しい本も入荷!
こんにちは新谷成唯ですの「黒い楕円の幽霊」。
こちらは1992年に火星書房から発行された箱付きの本。
著者は新井英樹が「宮本から君へ」でアフタヌーン大賞をとったときに「がけっぷちブルース」で入選し、ガロ、幻燈などで活動するも現在は漫画活動はしていません。
逆柱いみりと漏電銀座というバンドをやっているとか!
ガロっぽい雰囲気で、シュールな感じが魅力的。
解説は西岡智がしています。こちらも興味深いところです。
こちらの商品は中野店本店IIにて販売いたします。
(担当 田路)
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