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新し目のタイトルで「空の巻き貝」などは夢の中の漫画、っていう浮遊感が強かったですけど、94年に出た「象魚」は衝撃の1冊でした。短編の中の「血痰処理」はいまだに忘れられません。
あの殺伐とした頽廃感なんと言えばいいのか。世界が変わりそうです。
あとは最後の「清称帯我到医院去」のイラストも衝撃を受けました。
鯉に犯されてる漫画も面白かったです。魚に犯されてる話多かったような。
もう1冊の「ケキャール社顛末記」の方は「会社がつぶれました」から始まるめくるめく旅の世界。
忍者あり、ヤクザ、借金取り、カーチェースありで逆柱ワールド炸裂してます。
個人的には「象魚」の方が暗くて好きなんですけど、
「ケキャール社」みたいな世界はなかなかないので必読の1冊かも知れません。
どちらも絶版本ですのでお求めはお早めに!
中野店本店 II ショーケースにて販売いたします。
そのほかの逆柱作品もそろえておりますので是非ご来店ください。
(担当 田路)
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