「煩悩」を断つ、といふのが仏教の本領であるやうな印象がありますが実はそれほど単純なものでもないやうです。
「断つ」と云っても色々やり方もあります。
文字通り煩悩の根本である「陰茎」を切断しようとしてお釈迦様に「断つならさういふ心を断て」と云はれたといふ説話をどこかで見ましたが、さういふやり方もあるでせう。
しかし逆に「煩悩」をまるごと全肯定することにより「煩悩を断つ」といふやり方もあります。
かなりの荒業といふか、裏技といふか、まァ究極技ですな。
それが今回ご案内する密教経典『理趣経』です。
『理趣経』には「激しい欲望、独占欲、肉欲、エクスタシー」などなどをまるごと肯定するやうにも取れる教へがあり、その誤解曲解を恐れて密教寺院でも秘されてゐたとのことです。
また淫祀邪教の代名詞になってゐる「真言立川流」も『理趣経』に依拠してゐると云はれてをり、普通人は近づかない方が無難だといふことになるやうです。
仏教は人の性質に合はせて色々な方便を用意してをり、それはあたかも薬剤のやうなもので軽症用から重病人用まで色々とあるワケです(といふことは無病の人には仏教は不要といふことになる)。
『理趣経』を含めた金剛乗(密教)といふのは劇薬みたいなものでヘタに服用すると頓死します。
ご興味のある方はまんだらけ大予言まで。
(担当 山口ケン)
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