*といっても昨今のBLちっくな展開を期待していたらバッサリとやられます。情緒を理解できない私なのでバッサバサです。「萌えの死角」読まれましたか?!
話題は年齢層ちょい高めな内容ですが、名画・バレエ・名作漫画などなどタイトル通り萌えの死角が新鮮で勉強になります。黒鳥の話は有吉京子さんの「SWAN」を思い出しました。←いや、全然違うのですよ。「SWAN」とは!(笑)
非BLなら代表作は知名度・人気度も高くドラマにもなった「百鬼夜行抄」。
亡くなった祖父から普通の人間には見えない妖魔を見る力を受け継いだ飯嶋律の、妖怪と豊富な登場人物との関わりが紡ぎ出す物語は楽しかったり、悲しかったり。
とても魅力のあるお話です。
お話にももちろん魅力があります。が、それを上まわるのが描かれる流麗な線と繊細な彩色でうっとりな「絵」でしょう。
この「夕景」は「百鬼夜行抄」を中心にしたイラスト集になります。
イラスト集だと一般的にカラー3/4、白黒1/4くらいなのですが、この「夕景」ほぼカラー作品が収録されている贅沢な内容です。白黒でも濃淡がはっきりしているので、計算された画面構成など逆にカラーよりも魅力を感じることがあります。が、やはりカラー!カラー作品をなめるように見て下さい(笑)
春夏秋冬、季節ごとに繊細で優美な色彩があふれています。(帯文章から拝借(笑))
春には暖かな日差しとさくらのほんのりした薄紅色、また新緑の緑が気持ち良く。
夏には涼やかな水色・青を基調に涼やかに。秋はすっきりとしはじめた空に満月、色づきはじめたすすきに紅葉など。冬は静謐な白、静々とふる雪。
この画集を眺めると冬から春に向かうこの季節、花見や緑にふれたくなります。
そんな素敵な「夕景」ですが、今市子さんの直筆サインと「百鬼夜行抄」の主人公「律」の横顔入りです!
さらさらと描かれた「律」はまっすぐ前を見つめてなにを思っているのか、強い眼差しが印象深く感じます。
作家をより身近に感じることができる画集ですが、実際に描かれた絵を直に堪能できる機会は多くありません。ぜひ、この機会に今市子さんの直筆サイン・イラストの入った「夕景」いかがでしょうか。
ちなみに「百鬼夜行抄」続刊中ですが、途中巻からも読めますので未読の方はぜひうめだ店に!大判サイズで今市子さんの流麗な線にうっとりするもよし、文庫サイズで通勤・通学のお供にするもよし!ぜひ一度お読みください!!
直筆サイン・イラストの入った「夕景」はこちらより→http://ekizo.mandarake.co.jp/auc/itemInfo.do?itemId=03002411890700001
(担当 小坂)
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