『透明な力』木村達雄著 1995年 講談社 \2100
以前も何度も申し上げた通り「もし闘ったら一番強いのは誰れか」といふ質問は、東洋武術的な観点からすれば意味を成しません。
なんとなれば東洋武術は基本的に「一期一会」を前提としてをり、「if」を想定すること自体が間違ひになりますゆゑ。
つまり実際に手合はせしてない以上強いも弱いもない、といふことです。
しかし、何度も申し上げる通り、それでも「一番強いのは誰れか」を考へてしまふのも人情。
といふことでワタクシが僭越ながら思ふに、一番強いのはやはりこの人、佐川幸義師範なんぢゃないでせうか。
ちなみに東洋武術(とくに中国武術)で護身と云った場合は、やはり対人的護身は当然として、更らに病気や怪我からも身を護れるのが本道です。
さうするとすごく対人的には強かったけど、カラダを酷使し過ぎてボロボロになったとか、怪我が耐へなかったとか、さういふ場合は強いことにはなりません。
また精神力が弱くてメンタルが崩壊してしまってもそれは東洋武術的には強いことにはなりません。
近代スポーツ学に基づく格闘技といふものは往々にして競技の勝利のみを目的にしてをりますので、限られた条件の下で強くてもその他で弱かったら東洋武術的にはあまり意味をなさないことになります。
さういふ意味からしてもこの佐川幸義師範は最強だったといへませう。
何せ歳をとるごとに強くなり70歳過ぎに更らに格段にパワーアップ、95歳で逝去するまで現役で合気柔術を指導したといふのだから驚きであります。
あまりにも不思議すぎて色々神秘的な噂もあったやうですがご本人は否定。
自主トレも絶対に人に見せなかったことでも有名です。
そんな佐川師範の書籍複数入荷してをります。
「合気ニュース」もまとめて入荷、佐川幸義特集号(画像)もあります。
まんだらけ大予言にてお求めくださいませ。
(担当 山口ケン)
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