ゴルゴ13の名前の由来に関しては、初期の作品で「ゴルゴダの丘で、主イエスを磔にかけた13番目の男、という意味らしい」「うむ!何という不吉な名前だ」などとCIAのエージェントたちがコソコソ話していた気がします。
そういう意味では13日で金曜日というこの日こそゴルゴを出すのにふさわしい日といえますね。
ゴルゴ13は小学館のビッグコミックで連載しています。
しかし単行本はリイド社から発行されていますね。このことを疑問に思った方も少なくないのではないでしょうか。
でもなんのことはない、リイド社はさいとうプロが母体だからです。
メイン単行本を発行する権利をリイド社が持っており、そのためドル箱であるゴルゴ13の単行本を小学館は出すことが出来ないのです。
あれ?でもカバーの無いゴルゴ13って、よくセコハン店に並んでない? と云う疑問も生じます。
これがいわゆる小学館版。
小学館が現在出しているゴルゴは
- 別冊ビッグコミック版
- マイファーストビッグ版
- 雑誌総集編
現在発行中の文庫版もリイド社から出てて、小学館はどのカタチでも総集編か傑作集でしかゴルゴを発行していないのです。
ビッグコミックに掲載され、雑誌総集編・別冊ビッグコミック版がその数ヵ月後に発売され、さらにその数ヵ月後にやっとリイド社版が発行される・・・という順番になります。
リイド社版でちゃんと単行本になるまでけっこうかかるんですよね。
これは僕もしょっちゅうあるミスですが、マイファーストビッグ版と別冊ビッグコミック版とリイド社版で収録順や組み合わせが異なってるので、同じエピソードばかり読むハメになることがしばしばあるのです。
「チチカカ湖はどしゃぶり」とか「キャサワリー」なんて僕3回ダブったときはさすがにムカムカしましたね。
そんなわけで僕のようにもっぱら100円コーナーのみで、サイズに拘らず読んだことなさそうだったら集める・・・というやり方は非常に効率が悪いので、どれかひとつに絞ったほうが何かと好都合でしょう。
今回は「うっかり別冊ビッグコミック版のゴルゴを買い揃え始めてしまった」方には朗報ともいえる大量入荷です。
30番代から130番代まで、とびとびですがけっこうな数が揃っていますよ。
一冊の単行本にはゴルゴ2話(もしくは3話)と、セツコ山田の4コマ、またはビッグコミック系作家の短編マンガ(中期以降は滝沢聖峰や田中朝が多い)、また短編小噺一編が掲載されてます。
短編マンガの大半は聞いたことも無いような新人ばっかですが、中には新人時代の浦沢直樹やわたせせいぞう(当時は「わたせせいぞお」表記)の作品がチラっと載ってたりして興味深い。
今回は約80冊ありますが、別冊ビッグコミック版は増刷されなかったため、後から揃えようとすると異常に大変。
まとまってこれだけの数が入ることは年に1度もありません。これを逃すと次はまず無いのではないでしょうか。
ちなみにこの108号には、リイド版単行本には未だに収録されないままの未収録話「告発の鉤十字」が収録されています。
ふだんは温厚な老人が、二重人格が現れた瞬間にガチガチのナチスになる・・・というこの話。どこからの申し出で未収録になったのかは分かりません。
こちらも出しますよ。
廉価本なので出す場所は本店外の特価本コーナーになります。
ゴルゴはコレクターでない方にも普通に売れるタイトルなので、お急ぎください。
(担当 岩井)
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