まんだらけ中野店 4F 記憶横尾＆宇野亜喜良☆海の小娘ほか記憶新入荷古書いろいろ

横尾忠則と宇野亜喜良、62年の夢の共演絵本。
どちらのファンにもあこがれの一冊。
赤と青のセロファンをはさみながら、日本を代表するイラストレイターの描く、港町のお祭りの日のメルヘンをお楽しみください。

「海の小娘」朝日出版
￥42000
(カバーヤブレ数箇所、一部補修、カバー擦れセロファン付)

早川茉莉さん選の「また杏色の靴をはこう」以外はなぜか絶版状態の続く、少女小説家・城夏子先生の代表的なエッセイ集といえばこちら。

この「薔薇の小筐」はおきゃんな老女の書いた老年期の日々の記録ですが、舞台は老人ホームでも、筐の中には17歳がいたずらそうに隠れています。文句なしの乙女本クラシック!

「薔薇の小筐」72年読売新聞社
￥2100(背シミほか経年傷み)

テリー・ジョンスン/湯村輝彦の絶版ポストカードブック。ファンキーなお手紙を出したい時にマストです。
「モンスター・リミックス」88年架空社
￥4200

「写真屋・寺山修司」で寺山写真ワールドに興味をもたれた方におすすめの2冊

「寺山修司幻想写真館犬神家の人々」75年読売新聞社
￥12600(表紙すれ、少し凹み、小口少ヌレ、帯シワ)
「これは文字のない迷宮文学だ。」
寺山修司が73～4年に撮影した写真集です。

「幻想舞台写真帖天井桟敷の人々」77年土曜美術社￥26250
寺山のほか一高、立木、篠山、沢渡、鋤田、須田一政などが撮影。
ブックデザインはビックリハウスの榎本了壱。帯がチケット替わりになっています。

「唐十郎と紅テントその一党劇団状況劇場1964～1975」￥6825(裏表紙オレ、カバーヤケ)
細江英公ほか撮影。劇団状況劇場の64～75年の名場面が楽しめます。

75～82年にメンズクラブで連載されていた小林泰彦さんのほんもの探しの日本めぐりを一冊にまとめたものです。
新旧問わずヘビーデューティー(＝丈夫、しっかり役立つ、使う者の要求に充分応える働きをする、という泰彦さんの造語)な逸品を丁寧にとりあげた一冊でタイトルを裏切らない未だに有効な内容です。
しっかりした暮らしのお供にどうぞ。