まんだらけまんだらけ中野店 4F マニア週刊少年チャンピオン1988年6号～18号セット・・・(15号・19号・20号欠なのでコピーつけます)

こんな中途半端な号数をセットにしてどういうつもりだ!!とお思いの方多数いらっしゃる事でしょう。

とりあえずどおくまん『怪人ヒイロ』19巻以降の未収録全三回が4+5,6,7+8号に掲載。そうエンディングは単行本化されていないのです!

ここには最大のクライマックスシーン、ソウルオリンピック100m決勝でカール・ルイス、ベン・ジョンソン、ヒイロの一騎打ちのシーンが掲載されています。

なんでこんなに盛り上がるシーンが単行本化されていないのかと言いますと、一説には現実のオリンピックでベン・ジョンソンがドーピングで失格になったためと言われています。

まあ、秋田が単行本最後まで出さないのはこの作品に限ったわけじゃないのでこじ付け臭いですが、現実が漫画の世界に及ぼした影響の中でも面白い部類かと。

表現的には大ゴマ使いの体感速度は漫画史上の残る出来で、 100m走を実際に9秒台で読み終わるように描いたんじゃないかと思います。
どおくまん天才ですからやってもおかしくないですね。

さらに鴨川つばめ「チュンチュンアレイ」。 9～20号までの連載なので7+8号が予告掲載。ヒイロをむりやりセットにしたわけではないのでご安心ください。こっちはきっちり未単行本化作品。

最近文庫で復刻されたドラネコロックは自分でセレクトしたらしく、振り返りたくないものがたくさんあるようです。
15号+19号+20号は欠なので、自腹コピーをつけました。
値段上乗せしてないので犯罪ではありません。熱意です。もしくは愛情です。

後半の壊れっぷりは鴨川つばめ作品の中でも上位ランク!!
それにしてもこんなの毎週読んでたら確実に頭蓋骨のてっぺんに穴が空いちゃって覚醒した状態が続いちゃうんで、普通の漫画じゃ満足できなくなりますね。

てな感じで、80sチャンピオンの暗黒時代を象徴するような、このセット。古本市場(イチバではなくシジョウ)で80年代後半のチャンピオンが出てくる事なんて、非常に稀。
バラでも難易度高いのに揃えてくるのは、ウチくらいですよ。正味な話。

ちなみにコピーに関しては15号がモノクロ、19号・20号はカラーです。白地に紫インクのページって裏移りしているのが多いでしょ？

その場合カラーでコピるよりモノクロで調整した方が見やすくなるんですよ。そんな理由から、そうさせていただきました。

\24,150(税込)

(担当國澤)