まんだらけグランドカオ 1F ライトノベルコーナー販売情報「ライトノベル新入荷情報第14回目です！」

今回は『新本格魔法少女りすか』です。
西尾維新さんの作品の中でも、その『魔法少女』というタイトルから読むのを躊躇している人も多いのでは。
だってあらすじも、自分の時間を操作できる（つまり大人に変身できる）魔法少女りすかが、お父さんを探す為に長崎から旅立って……なんて、ここだけ取り上げたらメルヘンチックな少女漫画をイメージしてしまいそうでしょ。
でも、メルヘンな部分なんて期待してはいけません。
父親の居場所を突き止めるため、りすかは戦います。それも魔法のステッキを振りまわして、なんて優雅なことはしません。魔法のカッターナイフを杖代わりに戦います。毎度毎度悲惨な目にだってあいます。体をばらばらにされたり、敵に喰われたり、舌を噛まされたり、体中の骨を砕かれたり。
血だらけなんて日常茶飯事。
こんな魔法少女、他で見たことありますか？
そんなひどい目にあう原因の一つは、彼女の力強い味方、同級生でありともに戦う仲間、創貴の存在があります（この話は彼の一人称で書かれています。もう一人の主人公ですね）。
全ての人を幸せにするという夢を持つ彼は、普通の人間でありながら魔法使いを使う『魔法使い』使い。
ただの小学生である彼が現実的かつ論理的、そして時には無謀な戦略の中でりすかを駒として使い（この作戦のせいで、主にりすかはひどい目にあうのですが）、敵の魔法使いを撃破していくのです。
お互いの夢をかなえるため、命をかけることも厭わない、甘さなんてかけらもないハードボイルドな魔法少女達。
こんな作品は西尾維新作品でないと読めません！
興味を持った方は、1階ライトノベルコーナーで見つけて下さい。

ちなみに、14回続けた新入荷コーナーですが、なんか新入荷のわりに懐かしのタイトルの割合が多いような、という声もあり、次回からタイトルを変えちゃうことにしました（笑）。
グランドカオスにある作品の中から、この本スタッフオススメですよ、的なコーナーにタイトルを変えることにしますんで（やってることは変わりません）、次回からもヨロシク。

(担当安田)