『戦う司書』シリーズです。 ジャンルは異世界ファンタジー。といっても、有名どころの『スレイヤーズ』や『魔術士オーフェン』よりも、『指輪物語』や『ナルニア国物語』をイメージした方がいいかもしれません。表紙もそんな雰囲気でしょ。 この作品では、『本』というものが現実とは違う意味合いで扱われています。 人が死ぬとその体は本へと変わり、それに触れることで死んだ人の記憶や想いに触れることが出来ます。そして、それを守る為に戦う司書たち。 こんな風に書くと正義の味方なお話に思えるかもしれませんが、実際はかなり違います。 シリーズを通しての女主人公ハミュッツは最強にして極悪非道の司書ですし、各巻でそれぞれ抜擢されている主人公達も、全部が全部正義のために戦っているわけではないですし(むしろ、悪人サイドの主人公もいます)。 この作品、気を抜いて読むことはできません。ことごとく予想をはずされてしまいます。 「え、主役だっをはってたキャラがこんな目に!」「今まであたためてきた展開はなんだったわけ?」なんて当たり前。だからこそ、今まで読んだ事がないくらい新鮮に感じてしまう。 まだ完結していないこの話、現在最新である『終章の獣』で、大きな転換を見せています。 このままありえないような終わり方を見せてくれるのか、それとももう一度どんでん返しをみせてくれるのか。非常に楽しみです。 そうそう、楽しみといえば前嶋重機が書く表紙。 ここに並べているのは1巻の『戦う司書と恋する爆弾』と、8巻『戦う司書と終章の獣』。 何巻にも渡るシリーズでキャラクターの絵が変化するのはよくありますが、こんな艶っぽい変化って、あんまりないのでは。 最近のラノベの挿絵とは思えない、大人な雰囲気をかもし出しています。 作品も挿絵も含めて、続きが楽しみなシリーズです。 興味のある方は、グランドカオスラノベコーナーにおいてあるので、ぜひ探してみて下さい。
(担当 安田)
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