世の中にはジャケ買いなんて言葉がありますが、私がラノベを買う時の基準にしているのはタイトルだったりします。 このタイトルは面白いと思えば、自然と手が伸びてしまうわけです。それも長くてなんじゃこりゃ?、と思うような タイトルに惹かれてしまうようで、吉川良太郎の『ペロー・ザ・キャット全仕事』であったり、上遠野浩平の『ブギー ポップは笑わない』なんてのは当時本屋で見かけて即買ってしまいましたね(共に良作でした)。 そんなタイトル買いのラノベの一つに野梨原華南の『マルタ・サギーは探偵ですか?』があります。 この小説、初めは学校を辞めた主人公が異世界に飛ばされて名探偵になるという(決して探偵ではあり ません)、現実逃避型のお気楽ファンタジーなのですが(名探偵対怪盗のゆるい対決が中心です)、中盤に進むにつれ、 ストーリーの核がが変わってきます。詳しい説明はもったいなさ過ぎるので省きますが、大人になりたくなかったのに、 いつの間にか大人にならざるを得なかった、なんて思ったことがある人は、読めば泣けます。特に、6巻ではそのシチュエーションに、 そして完結巻であるこの7巻では、安堵感にやられてしまいます。私は読み返すたびに泣いちゃってます(恥ずかしながら)。 あと、所々に出てくる言葉の言い回しも面白い。本も薄いからさっくり読めます。 まあ、一度手に取ってみてください。 ※掲載商品は売り切れる場合がございますのでご了承下さい。
(担当 安田)
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