まんだらけ名古屋 1F 少年コミック山田の作品紹介その4 ハーレムなのか？百合なのか？心は男、体は女！学園異能バトルラブコメ？けんぷファー

今回はメディアファクトリーのMF文庫より発売されている著：築地俊彦／絵：せんむの作品「けんぷファー」をご紹介いたしましょう！
ちょっと明らかにラノベ比率が高いのは僕自身がラノベ好きなのもありますが、まんだらけ名古屋店には良いライトノベルの入荷が多いんですよ！
ラノベはコミックの様に短時間で読むことができませんからね。こうして内容を語ることでもっと良いラノベとの出会いを増やして欲しく思った次第であります。

では、作品の紹介に移りましょう！
このけんぷファーはどの巻の表紙を見ても男が出てきません。しかし主人公は男。
そして主人公の表紙率はかなり高め。いったいどういうことなのか？
実はこのラノベ、最近流行の女装主人公モノ。ではなく、男が女に変身するのです。
なので、内容的には百合ん百合んなんですね。詳しく話すと、

この作中にはケンプファーと呼ばれる存在がいます。それは女性だけがなれるもの。そしてケンプファー同士は戦いあう運命にあるのです。けれど、誰も何故ケンプファー同士が戦わなければならないのか。どうしてケンプファーなんてものが存在するのか。それは誰も知らないのです。
しかし誰もそれを疑問に思わない。思えなかった。何故なら、考える暇も無く襲われ、戦い、そして襲うからです。襲われるから戦う。襲われる前に襲う。そういった負の連鎖が連なり誰もその真実に近づこうとしなかった。
主人公は不幸にも男なのにケンプファーになってしまった高校生。女しかなれないケンプファーに変身すると体が女になり、当然アレも無くなって変わりに胸が！
そして戦う敵は皆女の子。男の存在は皆無！

これ以上話すとネタバレしすぎてしまうのでこれで勘弁してください！
ただ一つだけ言うと、僕はこの作品の主人公結構嫌いです。何故なら、自分の理想を押し付けてモノを語るヤツだからです。
偶像崇拝？理想のヒロイン像を語るばかりで本人の本質には目も向けようとしない。ちょっとイラッ☆としますね。

さて、長々と語りましたが「けんぷファー」はそんな作品です。
主人公は嫌いですがストーリー自体はとても面白いものです。ケンプファーとの戦いがメインかと思いきや思いっきり女の熾烈な争い・・・あぁ、ちゃんとケンプファー同士の戦いですね。納得！
MF文庫は緑の背表紙が特徴なのでとても分かりやすいはずですので、緑の表紙の背表紙をみたら是非このけんぷファーを探して手に取ってみるといいかもしれません！

(担当毎度語りすぎだと思うが反省はしてない山田)