まんだらけコンプレック 4F 桜庭一樹絶版本いろいろ出します

桜庭一樹といえば、文庫作品『GOSICK』や『君の歌は僕の歌』などの、エンターテイメント性に溢れた明るい作品と、直木賞受賞作『私の男』や、『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』などの、重く、心をえぐるテーマを題材にした黒い作品の、二つの顔を持っている作家として、幅広い年齢層から共感を得ている作家でもあります。

その桜庭一樹の作品の中でも、比較的入手困難な2作を紹介します。

桜庭一樹の原点にしてデビュー作。
『AD2015 隔離都市ロンリネス・ガーディアン』

成人後の致死率100%のウイルスが蔓延し、外界と閉鎖された新宿で、主人公が警察では解決できない人々の相談を解決していく。

まさに、『どうにもできないけど、何かせずにはいられない』という、桜庭作品共通テーマの、出発点に当たる作品です。

次にご紹介するのは、『ルナティック・ドリーマー』。

近未来の月面テーマパークで繰り広げられる、一人の少女の記憶を巡る、マフィアや組織の攻防戦。
思春期の少女の葛藤を多く、作品として書いている桜庭一樹としては、珍しい近未来SFものです。

どちらも、現在では入手が困難とされている絶版作品。
それを今回は初版でご用意させていただきました。

今回ご紹介したほかにも、まんだらけコンプレックスでは桜庭一樹の作品を文庫・単行本ともに多数ご用意しています。

お買い求めのお客様は、4Fライトノベルコーナーまでお越しください。

(担当佐藤ま)

2008/8/16(土) 販売情報バトリズム情報はこちら