まんだらけ中野店 4F 記憶明治生まれのお茶目たち

今さながら”子供をやめるのをわすれてしまった”おきゃんなおばあさん城夏子のエッセイを読んでみて旧き良き時代の乙女たちのことで頭がいっぱい、な今日なのです。
というわけでにそんな感じのすこぶるつきのお茶目な本たちをご紹介。

「女学生手帳大正昭和スクールガールブック」\945: 図版豊富で眺めるだけで愉しくて、戦前の少女カルチャー入門にぴったり。ガーリィーとか乙女とか言っててこんなこと知らないのですか？的教養を手っ取り早く身につけることができます。
「花物語」国書刊行会全3巻セット\1575: 言わずと知れた乙女小説クラシック。
「中原淳一きもの読本」平凡社\1050: それいゆ・女の部屋の着物関係を集めた本です。
ボーイフレンドからもらった花束から花びらがひとつひらひら縫いかけの着物に落ちたので、いっしょに縫いこんでしまいました！みたいなロマンチックな場面は着物なしには生まれません。
「乙女の港」川端康成国書刊行会\1260（裏表紙目立つヨゴレあり）: 都会のミッションスクールを舞台にしたこの作品で女学校に[エス]が急増したとか
「別冊太陽近代恋愛物語50」\840: 明治編・大正編で乙女カルチャーを楽しむために知っておきたい恋愛スキャンダルをおさらい。
「父の帽子」森茉莉\525（講談社文芸文庫）\525: 森茉莉版”失われた時を求めて”である「夢」収録。
明治生まれの女性は時間論を展開してもこんなにすてきだなんて、とうっとり。