トピックスのタイトルみて、「オールディス??」と思われた方ごめんなさい。 違います。 今回入荷に伴って紹介するのはこちら。 不死販売株式会社 ロバート・シェクリー 訳:福島正実 あかね書房/少年少女世界SF文学全集 ¥2625(税込) 1950年の短編SF作家といえば? ウィリアム・テン? リチャード・マシスン?? えっとあと、ほら、あの、、、、、誰だっけか。 なんてことは絶対にない。 そうです。ロバート・シェクリイです。 ロバート・シェクリイのSFは、短編、長編に限らず、その当時は考えつかないような『斬新アイデア』、『完璧なるストーリーの運び方』、そして『魅せる結末』と、三拍子そろっている名作が多いのでも有名です。 ちなみにSFオールタイムベストで、ほぼ間違いなくあがる作品の「人間の手がまだ触れない」もシェクリイの著作です。 そんなシェクリイの小説。「不死販売株式会社」の紹介。 あらすじ 主人公トマス・ブレインは、交通事故で死亡した。 (初っ端の冒頭から死んでしまいます。幽遊白書の一話目に匹敵するくらいのインパクトですね) そして目が覚めると、真っ白い部屋に横たわっていた。 そう、ブレインは生き返ったのだ。 いや正確には、生き返させられたのだ。しかも、自分のではない他人の体で。 未来は血なまぐさい中世のような暗黒の時代。 その右も左もわかない時代でブレインがとった行動とは?? 私はシェクリイの作品の中で初めて読んだのがこの「不死販売株式会社」でした。 当時、この小説に出てくるえっちい場面で興奮してたのが懐かしいです。 ん?待てよ。 これって、、、、ジュヴナイル(児童向け)だよな。。。。。 ん?あの場面はどうなってるんだ???? 6秒後、目的のページに辿り着いた我が指、我が目。 そこには、、、、、載ってない。 というか変っている!!!! これは、ジュヴナイルSFなので、訳者の福島正実が気をきかせたんでしょうね。 もしかしたら、あの場面は?恐いあの描写は?? いえいえ、それは購入した方の楽しみに取っておきます。 余談ですが、不死販売株式会社をもう一度やるなら、是非シェクリイの原作に忠実に作って欲しいです。 映画の名前になっていたフリージャック(=原作:不死販売株式会社)ってタイトルもまたなんかB級臭い。なぜそんなタイトルにしたんだろうか。。。(それはそれで味があって楽しめましたが) そう言えば、SF小説の映画化の一つ「ブレードランナー」ですが、あれだけは、なぜかみな非難しませんよね。 この前宇都宮店のSF好きのTOYのスタッフ(本担当じゃないの?というくらい読んでる方)と話すことあったんですが、やはりブレードランナーを褒めてましたね。 そういう自分もブレードランナーは好きなんですが。。 余談の余談。 今回の本に印刷されている表記ではシェクリーとなっていますが、発音的には、シェクリイが正しいかと思われます。 ので、本の作者の欄を書いたとき以外は全て、シェクリイで統一しました。 さぁ、SFを読もう!
(担当 三次)
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