まんだらけ渋谷店 Spring has come - まんだらけトピックス

めっきり寒くなりました。いよいよ本格的な冬SHOGUNの到来ですね。
ここで待ちわびるのは春。特にクリスマスもお正月も独りで悶々と過ごすことが確定しちゃってるエル・ソリタリオ（孤独仮面）なＤＴ諸兄にとっては色んな意味での春。

と言う訳で一足お先に春をお届け！

『The Pillow Book of Spring and Laughter』(JOHN STEVENS/ザー・イースト・パブリケイション)

一般的に「pillow book」と言えば清少納言の「枕草子」をさすようなのですが、今回ご紹介致しますはズバリ“春画”!!
もっとも、春画のことを「枕草子」という場合もあるようなのでこじつけでも何でもないのですが、春画とはまぁ、そのぉ、写真なんてなかったお江戸の時代から描かれていたいわゆるジャパニーズ・ポルノグラフィティでありまして、当時の殿方の目を楽しませてきた、歴史的エロ本でありんす。

関係ないですが、“春画”にしろ、“売春”にしろ、エロ方面にはなぜ“春”という漢字が使われているのでしょう？まぁ、冬とか秋よりは圧倒的に“春”っぽいとは思いますが。どなたか教えてください。

さてさて本書ではそんな春到来！な男女のマグワイヤーなイラストがこれでもかと盛り込まれております。しかしここに収録されているのは江戸時代の春画ではなく、明治から昭和にかけて描かれた「モダン春画」。そして同じ春画でも時代や絵師による表現は様々で観る者を飽きさせません。なぜかあえて平安時代や弥生時代？風なものから現代の劇画風なものも。それにしてもエロいエグいのオンパレヒッパレ。
萌え～な美少女キャラに侵された我々現代ＤＴにはちょいと高尚過ぎるゲージツとも言えるでしょう。
解説に英訳が付いているのもポイント。

どーですか、お客さんッ!!

(担当清水)