写真集で泣いたのは「芋っ子ヨッチャン」とこの「父の記憶」くらい、深瀬昌久が父親、助造さんにカメラを通して向かい合っていきます。 読者は子供も出来て働き盛りのお父さんがだんだん小さく小さくなって(どこまで弱っていくのか途中で心配になります)亡くなっていくのをいっしょに追いかけていく訳ですが、お葬式まで読んでからまた前半の元気にこどもにまじって遊んでる写真とかに遡っていくと「生きてるってすごいことかも、それだけで奇跡でなかろうか」としみじみ思えてくるのです。 読んだあとに家族や親戚が今より愛しく思えてくる一冊。 深瀬昌久「父の記憶」¥31500 91年IPC 舞台は70年代後半の池袋。暴走族・愛国青年・風俗嬢・博打打ち・性倒錯者など街のはずれものたちをフラッシュアップ/メイクアップするのはウィージーとアーバスの隠し子と呼ばれた倉田精二。木村伊兵衛賞受賞の人気作です。 倉田精二「フラッシュアップ」¥21000 80年白夜書房再版 少女アリスなど70年代までのキャリアからお人形と子供たちの写真ばかり52点を再録した乙女チックな一冊。 トマトケチャップ皇帝のカメラマンによるコドモ・コドモ・ワールドが堪能できます。 沢渡朔作品集「ファインダーのなかの天使たち」77年 青画廊 著名・ヤケ¥6300
(担当 にのみや)
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