2007/1/30 12:00以降掲載
まんだらけ 新宮店

あべしの第307回「ちょっと観てよ聴いてよ!〜AVコーナーより愛をこめて」


小学生の頃から、「最強のガンダムって何よ?」というお題で友達と激論を繰り広げておりました。
低学年の頃は、やれスペリオルドラゴンだ、やれガンレックスだとかカードダスの影響でSD方面ばかりが上がっておりましたが、4年生になった1994年、とんでもねぇガンダムが登場しました。
「機動武闘伝Gガンダム」です。それからは、「最強のガンダム」話題の時には、やれシャイニングガンダムのスーパーモードだ、やれシュピーゲルだ、マスターガンダムだ、東方不敗の生身(笑)だとか。
一応、小学生の最後にその話題になった時には、「W」、「X」のMSを無視して、ゴッドガンダム、デビルガンダム(デビルコロニー)で二分しましたね。

と、いうわけで、皆様お待ちかね!!「機動武闘伝Gガンダム」メモリアルBOX壱、弐が入荷致しました。
わかっております、わかっておりますよ。初代ファンの方は、嫌いなんですよね。
わかります。よぉくわかっております。
でもね、面白いんですよ。
私も、高校時には、「G」があまり好きではなくなったのですよ。
なんでしょうね、余計な知識がついちゃって、「これじゃ、ガンダムじゃないよ」とか「ガンダムにする必要ないよね」とか言ってました。
しかぁし!!当時の私に言ってやりたい。「それでは、ガンダムじゃないものは面白くないのか!?」と。「内容は面白かったはずだ。面白かったものがガンダムだったなんて、良かったじゃないか!!」と。
「嫌いだ」とか言ってる方々は、何か柵(しがらみ)に囚われているんじゃないでしょうかね。もっと、寛大な心で作品と向き合ってみましょうよ。きっと、新しい楽しみ方が見つかるはずですよ。

内容を全くご存じない方には、ご説明を。
このガンダムは、従来のガンダムシリーズとは大きく内容が異なっており、従来では、戦争がメインに描かれておりましたが、今回は格闘競技が描かれております。
オマケに、メカもキャラも、少年漫画のような熱く濃いキャラが多く、台詞も雄叫びのような激しいものや、必殺技を絶叫したりもします。
「SEED」世代のお嬢様方は、きっと初代ファンと似た違和感、嫌悪感を抱くかもわかりませんが、そこは、上記の通り寛大な心で、観てやってはくださいませんか。これも、ガンダムシリーズの可能性なんだと。

国家間の戦争の代替として4年に一度行われる「ガンダムファイト」。
本作では、ガンダムは兵器ではなく、競技用の道具として登場します。例えるなら、ボクシングのグローブ、剣道の竹刀のような具合です。
ガンダムは闘って闘って、最後に生き残ったガンダムの所属国が、向こう4年間の政治の主導権を握ることができるのです。
「んな無茶苦茶な」とか言わない。

で、そんなガンダムファイトを行うと同時に、主人公のドモン・カッシュは別の目的で動きます。
恐るべき超兵器(実際には違いますが)「デビルガンダム」を奪って逃走した兄キョウジを捕まえるか殺すことが彼のもひとつの目的なのです。
中盤から登場する、ドモンの師匠である東方不敗のインパクトは、ガンダムシリーズ最強です。素手でMSを倒すなんて、ありえねぇ!!
「んな無茶苦茶な」とか言わない。

そして、師匠はその熱い生き様で、我々ファンを魅了して逝かれました。
死に際の、ドモンとの「見よ、東方は赤く燃えている!!」は、涙無しでは語れません。ああ、朝焼けが眼に痛ぇぜ。
そして、師匠と同等のインパクトを誇るといえば、ガンダムシリーズでは御馴染みの仮面(覆面)キャラ。ドイツの国旗柄の覆面で顔を隠したゲルマン忍者シュバルツ・ブルーダーです。
実は、●●●の●なのですが…だめだ、シュバルツの話は、ネタバレが激しすぎて書けない!!
考えてみれば、ガンダムシリーズで(対視聴者的に)最も顔を隠す必要のあったキャラでした。ま、声で正体がモロバレかもしれませんが。
修行と称して、本気でドモンを殺しにかかるスパルタ教育は、なかなか鬼気迫るものがありました。
「んな無茶苦茶な」とか言わない。

インパクト勝負では、上記の2名が激しすぎましたが、実はどいつもこいつもインパクト強すぎな連中ばかりが登場します。
ガンダムを見れば、どこの国のガンダムかが一目瞭然で、最も露骨過ぎたのは、ネオオランダ代表ネーデルガンダムです。「ネーデル」って…名前=国名(「オランダ」は日本語)かよ。
「んな無茶苦茶な」とか言わない。

他にも、ネオホンコン代表「クーロン」、ネオギリシャ代表「ゼウス」、ネオスペイン代表「マタドール」、ネオアフリカ代表「ゼブラ」などなど、サブキャラになればなるほど、お国柄が露骨にガンダムに表れます。
「んな無茶苦茶な」とか言わない。

流石に、主役のネオジャパン代表を「スモウ」とか「カブキ」とかにするわけにはいけなかったワケか、「シャイニング」と無難な名前とビジュアルになりました。でも、第7回のネオジャパン代表は、「ヤマト」という名前で、ビジュアルもシャイニングを軽く武士っぽくした感じで、カッコよかったんですけどね。

そして、ガンダム版ア●ロダイAこと、ネオスウェーデン代表ノーベルガンダム。
「ノーベル」という名前はどうした?と言わんばかりになぜか「セーラー服を着た金髪少女」型ガンダム。
「んな無茶苦茶な」とか言わない。

オススメのシーンというか、お気に入りは、ギアナ高地からの脱出の話ですね。
挿入歌「勝利者達の挽歌」をバックに、シャッフル同盟の4人がデスアーミーの大群を千切っては投げ千切っては投げ!!
熱い。

そんな表情豊かなキャラクター&ガンダムが多数登場する「機動武闘伝Gガンダム」を是非、ご堪能アレ!!

それでは、ガンダムファイト、レディィィ・ゴォォゥ!!

■メモリアルBOX壱
価格:\12,600(税込)
状態:美品
収録時間:約390分(第1話〜第16話)

■メモリアルBOX弐
価格:15,750(税込)
状態:美品
収録時間:約386分(第17話〜第32話)

(担当 阿部)

お問い合わせ (営業時間:12:00〜20:00)

まんだらけ 小倉店(詳しい店舗地図はこちら)
〒802-0001 福岡県北九州市小倉北区浅野2-14-5 あるあるシティー 4F
TEL 093-512-1777 / e-mail kokura@mandarake.co.jp

告知

まんだらけWebコミック ラザ

新種発見! まんだらけWEBコミック ラザ
新人作家さんをメインに「こんな面白い漫画があったなんて!」「これは新しい!」という作品(新種)を毎週月・火・水・木・金曜日に連載していきます